「K'FESTA.6」3.12(日)代々木“ムエタイの超大物”パコーンがK-1初参戦!迎え撃つ鈴木勇人「自分の蹴りがどこまで通用するのか楽しみ。レジェンドのパコーン選手を喰ってやります」
スーパー・ライト級で3連勝中の鈴木勇人がパコーン・P.K.センチャイムエタイジムと対戦することが決まった。鈴木は元Krushスーパー・ライト級王者であり、一時期は3連敗と苦しい時期もあったが、2022年は3戦3勝と負けなし。林健太、近藤魁成、ヴィトー・トファネリに勝利し、スーパー・ライト級のトップファイターとして「K'FESTA.6」に出陣する。
一方のパコーンはムエタイの2大殿堂と言われるルンピニー・ラジャダムナンの両スタジアムで王者となり、2013年にはタイのスポーツ総括局が選ぶムエタイMVPにも選出。過去にはK-1のスーパー・ウェルター級戦線で暴れ回る“ムエタイの生ける伝説”ジョムトーンにも勝利したムエタイ界の超大物だ。
鈴木にとって、タイ人との激突はキャリア初。しかも超強豪とのオファーを受けて「正直驚きました。パコーン選手のことは知っていますし、本当にレジェンド。キャリアが自分の10倍以上あって、キャリアが豊富だからなのか、淡々と試合をしているイメージがある。本当に強い」と印象を語る。
パコーンはテクニカルな試合運びもできる一方、強烈なパンチとローキックで相手をなぎ倒す激闘派としても知られる。カーフキック(膝から下・ふくらはぎを蹴るローキック)がメジャーになる前から得意技にし、過去にカーフキックで対戦相手の足を折ったこともある。
左ミドルキックを得意にしている鈴木は「自分の蹴りが通用するかどうかめちゃくちゃ楽しみ。自分は正直通用すると思っています」と自信のコメントを残すと「相手はローが強いので、それをさせない戦い方をする。何が当たるだろうかとかいろいろ考えているので、対策はしっかりしています」とカーフキック対策も十分だ。
「ここを超えないとチャンピオンにはなれない」という鈴木。高い壁を乗り越え、念願のK-1王座挑戦へ一歩前進することができるか。
鈴木勇人
「この試合のオファーをもらって(相手が)パコーン選手と聞いて、あのパコーン?と思って、正直驚きました。パコーン選手のことは知っていますし、本当にレジェンドだと思っています。自分がこういうトップの選手と試合をするというのは、今までは考えてこなかったですが、これからはこういう相手と向き合うことになると思います。自分は(パコーンに勝つことは)不可能ではないと思っているので、しっかり喰ってやろうと思っています。
(パコーンの印象は?)すごいテクニックがある印象です。キャリアが自分の10倍以上あって、キャリアが豊富だからなのか、淡々と試合をしているイメージがあります。本当に強いなと思うし、自分と向き合ってどうなるのかって感じですね。(試合のイメージは?)どうですかね。自分も淡々と戦うつもりです。本当にこのクラスの選手ともちろん今まで試合をしたことがないので、ちょっと未知の戦いになるんじゃないかと。向き合ってみないとわからないです。怖さを感じるのか、本当にトップの人しか出さない雰囲気を出してくるのか、いろいろ考えてはいるんですけど、全てを楽しんでやってやろうと思っています。
(ベルトのためには、この試合は避けて通れない?)自分の中ではいずれは世界に挑戦したいというのはありましたが、いきなり高い壁が来たなというのはあります(苦笑)。チャンピオンになる前に強敵がきて、これを超えないとチャンピオンにはなれないので、何が何でも勝ちます。
(自分のミドルキックは通用する?)それがめちゃくちゃ楽しみです。自分の蹴りがどこまで通用するのか、それとも全く通用しないのか。この試合で自分がどのくらいのレベルなのかが本当に分かると思っています。自分は正直通用すると思っています。(パコーンは過去にカーフキックで相手の足を折ったことがあるが?)もちろんローは強いというのはあるので、それをさせない戦い方(をする)。動画を見て、何が当たるだろうかとか。いろいろ考えているので、対策はしっかりしています」
パコーン・P.K.センチャイムエタイジム
「K-1という世界的なイベントに出ることができて嬉しい。今K-1には多くのムエタイ選手が出場しているが、私もK-1の舞台で最高峰のムエタイテクニックを披露したい。鈴木との試合で私がどんな衝撃を残すか楽しみにしていてほしい」