match result

試合結果

メインイベント(第9試合)【Krush -58kg級初代王座決定戦/3分3R・延長1R】

    所属ジム
    team VASILEUS
    戦歴
    52戦 40勝(16KO) 11敗 1分
    45戦 42勝(26KO) 3敗 0分
    生年月日
    1980.9.9
    1991.7.29
    身長・体重
    166cm ・ 0.0kg
    168cm ・ 60.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    島根県浜田市
    鳥取県米子市
    SNS

review

試合レビュー

1・26後楽園からスタートした-58kg級初代王座決定トーナメントが決勝戦を迎えた。全8選手が出場したトーナメントを勝ち上がったのはISKA世界バンタム級王者・寺戸とチームドラゴンの武尊だ。

調印式でベルトを目の前にした2人は「勝ちたいという強い気持ちを持っている方が勝つと思うので、明日は強い気持ちを持って戦う」(寺戸)、「明日は気持ちの勝負。でも気持ちだったら、僕は100%負けることはないんで、絶対に勝つ」(武尊)とベルトへの想いを語った。

また寺戸が島根県、武尊が鳥取県ということで山陰対決としても注目を集める一戦に、両選手の地元のキャラクターも応援に駆けつけた。(島根県観光キャラクター「しまねっこ」、しまねSuper大使「吉田くん」、鳥取県マスコットキャラクター「トリピー」、米子市イメージキャラクター「ヨネギーズ」)

1R、寺戸がプレッシャーをかけて右ロー、武尊もインローを蹴り返す。寺戸がそこに右ストレートを狙うと、武尊は前蹴りで距離をとる。寺戸はジャブと前蹴りから右ロー。静かな展開が続いたが、武尊が右フッ当てると猛ラッシュ。右ストレートで寺戸からダウンを奪う。再開後、武尊はジャブから右フック、一気にパンチで前に出ると、寺戸も右ストレートを返して打ち合う。

2R、寺戸が飛びヒザ蹴りから右ストレート。武尊も右ストレートとヒザ蹴りを返して打ち合う。前蹴りとヒザ蹴りでボディを狙う武尊。しかし寺戸も飛びヒザ蹴りと右ストレート、左ボディ。右ストレートが交錯すると、寺戸が渾身の右ストレート。これで武尊がぐらつく。一気に襲い掛かる寺戸だったが、武尊も必死に踏ん張って打ち合う。顔面を血で真っ赤にしながら死力を尽くして打ち合う両者に会場から大歓声が起こる。

3R、寺戸がパンチから飛びヒザ蹴り。武尊も右ストレートと右アッパー、左ハイキックを飛ばす。寺戸が右ストレートを当てると、武尊もバックキックとヒザ蹴り。武尊のバックキックが寺戸のボディに突き刺さる。さらにパンチとハイキックで攻める武尊。寺戸も右ストレートを返して、打ち合う。残り1分、再び両者は激しく殴り合い、お互い一歩もひかない打ち合いを展開する。ここで武尊が前に出て寺戸をコーナーに詰めて連打。しかし寺戸も足を止めて打ち合う。最後は試合終了のゴングがかき消されるほどの大歓声が起こった。判定はダウンを奪った武尊の勝利。武尊の腰に-58kg級初代王者のベルトが巻かれた。

試合後、武尊は「たくさんの人が会場に集まっていただいて、本当にありがとうございました。今回も超満員で試合が出来て幸せです」と挨拶。「寺戸選手はめっちゃ強くて、トーナメントが始まった時から寺戸選手に勝ってチャンピオンになりたいと思っていました。また格闘技をやっていてチャンピオンじゃないと認められないし、僕は格闘技を始める時も、プロになる時も反対されて。でも今日チャンピオンになれて良かったです」と寺戸との決勝戦、ベルトへの想いを語る。

そして「チャンピオンになったんですけど、これが始まりなんで、日本のトップ選手をいっぱい倒して、世界のベルトも狙っていきたい」と王者としての抱負を語った武尊。最後は「チャンピオンになったら、ずっと言おうと思っていたことがあって、僕の親から始まって僕に関わってくれたすべての人に感謝したいと思います。ありがとうございました。押忍」と感謝の言葉で締めくくった。

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動画

試合情報

BRAND
大会名
2013年5月12日(日)Krush.28
日程
2013年05月12日(日)
会場
東京・後楽園ホール
選手
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