match result
試合結果
ダブルメインイベント第2試合(第9試合)【ISKA世界バンタム級タイトルマッチ/3分5R】
review
試合レビュー
挑戦者のプリリップはISKAヨーロッパ・スーパー・バンタム級王者の肩書を持つ一方、フランス外人部隊に所属する現役軍人という異色の経歴の持ち主。前日会見では「試合ではボクシングスキルをお見せしたい」とパンチをアピールしたが、寺戸は「自分がやられることなくしっかり倒して勝つ。自分もパンチには自信があります。激しく打ち合って倒すんで目を離さないでください」と語っている。寺戸のセコンドには試合を終えたばかりの山本優弥がついた。
1R、寺戸がしっかりと距離を取りながら右ロー、パンチからの右ロー
を当てていく。プリリップもローを返して左ボディから右フック。寺戸は確実に右ローを当てて、それをフェイントにした右ストレートを狙う。
2R、プリリップの右ストレートが寺戸の顔面を打ち抜き、寺戸がバランスを崩す。何とか踏ん張った寺戸だったが、プリリップの追撃のパンチを受けてダウンを喫する。立ち上がった寺戸はジャブとローで距離を取ろうとするが、そこにプリリップが右フックを狙い、ローに合わせた右ストレートで2度目のダウンを奪う。絶体絶命のピンチに陥った寺戸は、必死に足を使ってラウンド終了まで逃げ切る。
3R、寺戸は再び距離を取りながら右ロー。プリリップも右ストレートを伸ばしてパンチで前に出るが、寺戸は徹底して右ローを蹴り続ける。さらに左ボディも狙う寺戸。これでプリリップの動きが止まり、寺戸が右ストレートからパンチをまとめる。
4R、完全にローに攻撃の照準を絞った寺戸はローを乱れ打ち。プリリップのパンチの反撃もしっかりとブロックし、ローを蹴り返す。寺戸はプリリップのボディにパンチを集め、飛びヒザ蹴りから連打。プリリップを一方的に攻め続けるが、プリリップも倒れない。
しかし5R、寺戸の渾身の右ローでプリリップがダウン。立ち上がるプリリップに再び右ローを連打し、2度目のダウンを奪う。これで勝負あったかに思われたが、プリリップも意地を見せる。カウント内に立ち上がり、ファイティングポーズを取ると、寺戸のローを受けても、右のパンチで反撃する。必死にローを蹴る寺戸とそれでも倒れないプリリップという展開で試合終了のゴング。2RにKO負け寸前まで追い込まれた寺戸が、最終ラウンドにローキックでダウンを奪い返す逆転勝利で2度目の防衛に成功した。
寺戸は「たくさんの人に協力してもらって、この興行をすることが出来ました。試合中にプリリップ選手が強くて、やばいかなと思いましたけど、最後まであきらめずに戦って、勝つことが出来ました」と挨拶。「また来年、Krush広島大会をやりたいとは簡単には言えませんが、また東京・名古屋以外のどこかでKrushをお見せできるように頑張ります。よろしくお願いします」と広島大会を締めくくった。
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試合情報
- BRAND
- 大会名
- 2013年8月25日(日)BODYMAKER presents Krush.31 ~in HIROSHIMA~
- 日程
- 2013年08月25日(日)
- 会場
- 広島・広島県立総合体育館
- 選手