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試合結果
第8試合【第2代・Krush -55kg級王座決定戦/3分3R・延長1R】
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試合レビュー
両者はこの一戦に向けて「王者は自分だという強い意志を持って勝つ」(瀧谷)、「同じ相手と3回やって3回負けるようだったら、選手としての先はない。どれだけボロボロになっても最後に立っているのは自分」(匠)と決意を語っている。
1R、サウスポーの瀧谷がインローと左ミドル。匠も右ストレートから飛び込んで左フックへ。瀧谷もすぐに右フックを返す。パンチから左ハイキックにつなげる瀧谷。匠が右ストレートで突っ込み、瀧谷も左フックを返す。匠が距離を詰めて右ストレートから左フック。瀧谷も左ストレートと右フックを返し、左のジャンプキック。距離を詰めて激しく打ち合う両者。匠が右ストレートを当てて瀧谷を後退させると、瀧谷も左ミドルを連打する。
2R、瀧谷が左ハイキックと左ストレート。匠も右ストレートと左フックを返す。ワンツーで前に出る匠。瀧谷も左ミドルを蹴る。瀧谷が左ストレートを当てると、匠もすかさず右ストレートを返す。匠がパワフルな右ストレートで突進するが、瀧谷がカウンターの左フック。この一発で匠からダウンを奪う。再開後、一気にパンチで前に出る瀧谷。匠も一歩も引かずに打ち合う。
3R、匠が右ストレートから前。瀧谷も右フックと左ハイキックを蹴る。お互いの顔が何度もパンチで跳ね上がっても打ち合う両者。瀧谷が顔面前蹴りとハイキックで前に出ると、匠も右ストレートで応戦。両者は歯を食いしばって試合終了のゴングまで果敢に打ち合った。
ジャッジは3者とも29-28で瀧谷を支持。判定が告げられると瀧谷は喜びを爆発させ、匠はその場に崩れ落ちた。
見事に王座返り咲きを果たした瀧谷は「半年前に東京に出て来ました。住み慣れた愛知県を離れて、正直、初めての一人暮らしで苦しいことがたくさんありました。練習・生活環境が変わって、こんなに自分が変わるのかと思うことがありました」とこれまでの道のりが苦しかったことを告白。「この場にいてベルトを巻くことが出来て、お礼を言いたいのはお母さん、またチャンピオンになれました。そしてお父さんのおかげで強くなれました」と両親にメッセージすると、続けて練習仲間らに感謝の言葉を述べる。
そして「試合内容は満足できていないし、2代目王者になったけど初代王者の自分を超えたかどうかは分からないです。でも孫悟空のようにもっともっと強くなります。最近は不甲斐ない試合が多くて封印していましたが、“俺がやらなきゃ誰がやる”で55kgを引っ張っていきます!」と王者としての意気込みを語った。
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