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試合結果
第10試合NAGOYA×TOKYO・5対5マッチ大将戦【Krush -55kg級タイトルマッチ/3分3R・延長1R】
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試合レビュー
現役高校生にしてプロ無敗(8戦8勝)のまま、王座挑戦に辿り着いた大雅。「ずっと高校生の間にチャンピオンになると決めていたので、やっと来たなって感じですね。自分はKrushでデビューして、ずっとKrushでやってきたので、Krushのベルトは獲らなきゃいけない」と自信たっぷり。「瀧谷選手は失神以外で倒れることはないと思うので失神させて倒したい」とKO決着を予告した。
一方の瀧谷は「常に負けられない戦いなので特別な想いはない。毎回毎回気持ちを作って試合に挑んでいる」と王者だからこその心境を打ち明け「このベルトは誰にも渡す気はない。Krushのベルトは僕のベルトなので、誰が挑戦者でも防衛する。このベルトを瀧谷渉太のベルトにしたい」と長期政権を宣言。「名古屋大会で久しぶりにKOして、今回をきっかけにまた大爆発していきたい」と語った。
1R、両者ともにサウスポー。大雅が右の前蹴り、瀧谷は右フックで飛び込んでパンチをまとめる。大雅は距離を取って飛びヒザ蹴り、右フックを当ててパンチをまとめる。しかし瀧谷も同じように右フックから左ストレート、手数を増やして前に出る。そこに大雅は右フックや左ストレート、瀧谷はワンツーでプレッシャーをかける。
2R、瀧谷がプレッシャーをかけて右フック、パンチとヒザ蹴りで前に出る。大雅の右フックで瀧谷がしりもちをつくが、これはダウンと判断されず。すぐに立ち上がった瀧谷は左ストレートから打ち合いに持ち込むが、大雅の左が瀧谷を捉えて大雅がダウンを奪う。再開後、一気に手数を増やして前に出る瀧谷。大雅はそれをかわしてカウンターを入れる。
3R、瀧谷がプレッシャーをかけてパンチで突進。大雅はカウンターを狙いつつ、クリンチになると首相撲のように瀧谷を転ばす。右フックから左ストレート、飛びヒザ蹴りで前に出る瀧谷。これが大雅の顔面をとらえるが、大雅も飛びヒザ蹴りを返し、カウンターの右フックをヒットさせる。このまま試合終了となり、2Rにダウンを奪った大雅が新王座に就いた。
試合後、大雅は「本当にみんなのおかげです。高校3年生の夏休みの最後、何もかも我慢して本気で練習をやってよかったと思います。ジムのみんな、友だち、応援してくれる人たち、本当にありがとうございます」と感謝の言葉。さらに「次の試合はISKAの世界チャンピオン、弱い外国人としかやってないんで、このベルトをかけて統一戦でもやったらいいと思います」とISKA世界バンタム級王者・寺戸伸近に挑戦状を叩きつけた。
また全試合終了後、場内スクリーンで2015年8月22日(土)愛知・名古屋国際会議場イベントホールにて名古屋大会を開催することが発表された。4年目の名古屋大会も熱い試合とドラマが繰り広げられるに違いない。
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