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試合結果
メインイベント(第9試合)【Krush -67kg級タイトルマッチ/3分3R・延長1R】
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試合レビュー
両者は前日計量で激しい火花。計量後の写真撮影では撮影中ずっとエズビリが牧平を睨み続け、牧平も去り際にエズビリを睨みつけ、会場に緊張が走る。
さらに調印式後の記者会見でも牧平が「明日は僕の蹴りでエズビリ選手の腕と気持ちをへし折る」と予告すれば、それを聞いたエズビリも「やれるもんならやってみろ、と。そっちが俺を壊しに来ようとするなら、俺も腕なり足なりをへし折るつもりで戦う」と一歩も退かず。最後まで独特の緊張感を漂わせた。
「ここでエズビリに勝ってホンモノのチャンピオンになる」という王者・牧平の初防衛か? それとも「モロッコにベルトを持ち帰る」と意気込む挑戦者エズビリがベルトを奪い去るか?
1R、サウスポーの牧平にエズビリが右ストレート、そのまま一気にパンチで前に出る。牧平も左ミドルを蹴るが、エズビリはそこに左フックを合わせる。パンチの手数を増やして前に出るエズビリ。やや押し込まれる牧平だったが、落ち着いて距離を取ると左ミドルと前蹴り、奥足ローを蹴っていく。
2R、牧平が奥足ローと左ハイキック、左のヒザ蹴りからパンチをまとめる。自分の距離をキープしながら左ミドルとローを蹴る牧平。エズビリはそれを受けて右ストレート、距離とを潰して右アッパーを当てる。距離を取りながらローを蹴る牧平、パンチで前に出るエズビリという展開が続く。
3R、牧平が奥足ローでエズビリのバランスを崩す。エズビリもすぐに立ち上がって右ストレートから前に出る。牧平はエズビリをコーナーにくぎ付けにして奥足ローを連打。一瞬、エズビリの動きが止まるものの、エズビリもすぐに右ストレートと右ローを蹴る。お互いにパンチ&ローで打ち合う展開で試合終了のゴングとなった。
判定はジャッジ3名とも1ポイント差で牧平を支持。牧平がエズビリとの接戦を制して、初防衛に成功した。試合後、牧平は「エズビリ選手はすごく気持ちが強くて、何が何でも勝とうと思いました。このベルトは憧れている優弥さんから獲ったベルトなんで何が何でも守らんといけんと思いました。この勝利は僕を支えてくれた山内(佑太郎)さん、三崎(和雄)さん、中島(貴志)先生のおかげでとれたベルトです」と周囲に感謝の言葉。さらに11月に入籍することを発表し、支えてくれた彼女へも感謝の気持ちを伝えた。
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