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試合結果
メインイベント(第7試合)【Krush -65kg級タイトルマッチ
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試合レビュー
寺崎とNOMANは2007年に全日本キック、2012年のWILDRUSHリーグで対戦し、いずれもNOMANが勝利している。また共に練習をする間柄でもあり、盟友対決という見方も出来るタイトルマッチだが、両者は「防衛戦というよりも王座決定戦のつもりで戦って、NOMANと決着をつける」(寺崎)、「安い友情ドラマにするつもりはない。今はベルトが欲しくてたまらないので、寺崎選手を倒すことだけ考えている」(NOMAN)とタイトル戦への想いを語っている。
1R、プレッシャーをかけて前に出ていく寺崎。NOMANは距離を取りながら左右のローを蹴り、寺崎の前進に右フックを狙う。さらにボディ打ちから右につなげるNOMAN。後半は自ら前に出て右のパンチを打ち込み、寺崎もカウンターの左フックを合わせる。
2R、ジャブを突いて前に出る寺崎。NOMANはそこに右フックを合わせ、左フックの相打ちから飛びヒザ蹴り、右ストレート、ワンツーと手数を増やして前に出る。これで下がる寺崎だったがヒザ蹴りで応戦。NOMANが左フックで前に出ると、寺崎も左フックを狙う。
3R、二人の右ストレートと左フックが激しく交錯。一気に火が点いたように両者が打ち合う。距離を取ったNOMANは左ミドルを蹴るが、寺崎が構わず前に出て右ストレート、バックブロー、ヒザ蹴りと手数を増やす。パワーと攻撃力を活かして前に出る寺崎。NOMANは下がりながらも左フックを当てて、必死に打ち合う。その後も両者は休むことなくノンストップの打ち合いを展開。会場が大きな盛り上がりを見せたまま、試合終了のゴングが鳴らされた。運命の判定は2-0でNOMANが勝利。盟友対決を制したNOMANが第3代Krush-65kg級王座に就いた。
プロ生活初のタイトルを手にしたNOMANは「ベルトを獲るまでに10年かかって、今はうれしいですけど…宮田(充プロデューサー)さん、僕を拾ってくれてありがとうございます。(DTS GYMの)会長、僕を拾ってくれてありがとうございます。(トレーナーの山本)元気さん、いつも練習ありがとうございます」と周囲に感謝の言葉。「まだまだ弱い僕ですけど、これがスタートです。よかったら応援よろしくお願いします」とチャンピオンとしての意気込みを語り「そして友人の寺崎選手と戦えてうれしいです」と寺崎にメッセージを送った。
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