match result
試合結果
セミファイナル(第7試合)/TOKYO×NAGOYA・5対5マッチ副将戦/Krush -65kg Fight/3分3R・延長1R
- 所属ジム
- K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST
- team VASILEUS
- 戦歴
- 45戦 34勝(19KO) 10敗 1分
- 62戦 49勝(25KO) 13敗 0分
- 生年月日
- 1987.2.5
- 1993.5.11
- 身長・体重
- 177cm ・ 0.0kg
- 175cm ・ 69.5kg
- ファイトスタイル
- オーソドックス
- オーソドックス
- 出身地
- 京都府京都市
- 愛知県名古屋市
review
試合レビュー
前日会見で両者は「見ている人の記憶に残る壮絶な試合にしたい」(山崎)、「最初から最後まで瞬きせずに見て欲しい」(野杁)と決戦を前にした心境を語り、2ショット撮影でも両者は視線を合わせることはなかった。
1R、山崎が前後にステップして、いきなり右ストレート。そこから左右のフックで襲いかかるが、野杁もガードを固めて右ハイキックを蹴り返す。一旦、距離が離れると、野杁がじりじりとプレッシャーをかけて、ローと左ミドルを蹴る。山崎は細かくパンチをまとめてバックスピンキック、バックブローを狙う。野杁は構えをサウスポーにスイッチして左ミドル、山崎のパンチをブロックして左ハイキックを蹴る。
2R、サウスポーに構える野杁が前蹴りで距離を取りながら左ミドル・左ハイを蹴る。山崎も距離を取りながら右ミドルとインロー、真っ直ぐに突き刺すような右ストレートを伸ばす。じりじりとプレッシャーをかけ続ける野杁。山崎は顔面前蹴りを繰り出し、野杁は左ミドル・ハイ、そしてローを蹴る。山崎はパンチをまとめてインローと右ハイ。野杁はガードを固めて左フックと強烈な右ローにつなげる。
3R、オーソドックスに構えを戻した野杁が右ロー。山崎は飛び込むようなジャブ、野杁のローに右ストレートを狙う。圧力をかけ続ける野杁が左のヒザ蹴り、構えをサウスポーにして左ハイを蹴る。山崎がジャブからワンツー、空振りさせた野杁も右ストレートからパンチをまとめてハイキックを蹴る。残り30秒、山崎が右フック、野杁は右のヒザ蹴りを突き刺す。最後は野杁が右ロー、山崎がバックブローを繰り出し、試合終了となった。
判定はジャッジ1名が30-29で野杁を支持したものの、残り2名は29‐29、30-30と差をつけず。試合は延長戦へ突入する。
延長R、山崎がワンツー、野杁は右ローを蹴る。前に出る野杁はヒザ蹴りと右ローで山崎の左足を狙い、距離が詰まるとヒザ蹴りを突き上げる。残り1分、山崎はワンツーと左右のフック。野杁はガードを固めてハイキックとヒザ蹴りを返し、最後は足を止めて真っ向勝負で打ち合う。会場が大声援に包まれる中、試合終了となり、判定3‐0で野杁が勝利。スーパーファイトに相応しいハイレベルな攻防の末、野杁が勝利をもぎとった。
試合後、マイクを持った野杁は「野杁正明が名古屋に帰ってきました。僕が発端で名古屋Krushが始まって、3回目は色々な事情が出られなかったんですけど、また帰って来れて、尊敬している山崎選手と戦えてうれしく思っています」と名古屋のファンに挨拶。
さらに野杁は「僕はずっとゲーオ・フェアテックスに挑戦させてくれと言い続けています。もともと4月に僕とゲーオ選手と試合が組まれていたので、挑戦者は僕しかいないと思っています。みなさんも僕とゲーオが見たいと思っているんで、挑戦者は僕でお願いします」とK-1 WORLD GP-65kg初代王者ゲーオへの挑戦をアピールし、また「メインで泰斗君が65kgのベルトに挑戦しますが、もし獲れなかったら僕が狙っちゃおうかなと思います」とKrush-65kg王座獲りも宣言した。
■試合後の野杁のコメント
「(名古屋での試合について)応援団がたくさん来てくれて、それが東京とは違いますね。応援団の力が強いなと思いました。入場ののぼりも地元のツレが持ってくれて、うれしかったです。僕が『名古屋に戻ってきました』と言ったら、みんな拍手したり声をかけてくれたので、やっぱり名古屋はあったかいなと思いました。(試合については?)やっぱり山崎選手は強かったですね。ローも効いていたし、ヒザもいいのがボディに入って、普通の選手だったら詰め切れるんですけど、山崎選手は世界の強豪とやって何回も防衛している選手なんで上手くいなされました。距離の取り方も上手かったですし。
(山崎対策は?)僕は試合が決まると映像を見て対策を練る方なんですが、今回は自分の戦い方が出来れば勝機があると思ったので、自分の戦い方を貫きました。自分としてはサウスポーでいこうかなと思ったんですけど、オーソドックスでも意外としっくりきたので、そのままいつも通りいきました。(最後は打ち合ったが?)セコンドも蹴りで勝負すればいいと言っていて、僕も打ち合う気はなかったんですけど、パンチは強かったですが倒れるほどじゃないと思ったので。僕は世界の強豪やもっと強い選手と戦ってきたので、打ち合って盛り上がってくれたのでよかったですね。(驚く攻撃はなかった?)足腰がしっかりしている選手だと思ったので蹴りは重かったですね。でも想定内って感じです。
(この一戦に勝利して先につながったと思うが)とりあえず生き残れたなって感じです。4月に当時は無名だった選手に負けちゃって、僕がインタビューで『この外国人選手が強いと思われるのは嫌だ』と言ったのに、結局そういう形になっちゃって(苦笑)。僕のランクが一個下がったので、トップの山崎選手に勝って生き残れたなって感じです。(ゲーオへの挑戦について)今日の試合はKrushで、K-1とは違う舞台なんですけど、いいアピールにはなったかなと思います。だからゲーオ選手とはやりたいですね。11月のトーナメントではすごく強いゲーオ選手で、そのあとに負けて天狗になったのかなと思ったんですけど、7月の左右田戦では強くて怖いゲーオ選手が戻ってきたんで、そういうゲーオ選手に勝ちたいと思います。
(9月のK-1に出場する木村については)ベルトも巻いたことがないのに何でしゃばってんだよって感じです。僕は今まで世界の強豪ともやって、ベルトも何本か巻いてきたし。木村選手はKrushのタイトルマッチで山崎選手にKO負けして、K-1の初代王座決定トーナメントで左右田選手にKO負けして。ワンマッチで強くても、ベルトがかかった試合で負けてたら、何も残らないんですよ。もしやれと言われたらやりますけど、別に自分からやりたいとは思いません。僕は次の相手はゲーオ選手だと思ってます。もし誰かと試合をするなら、そいつを排除するだけです」
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試合情報
- BRAND
- 大会名
- 2015年8月22日(土)Krush.57 ~in NAGOYA~
- 日程
- 2015年08月22日(土)
- 会場
- 愛知・名古屋国際会議場イベントホール
- 選手