match result
試合結果
第6試合/TOKYO×NAGOYA・5対5マッチ中堅戦/Krush -53kg Fight/3分3R・延長1R
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試合レビュー
新階級へのチャレンジを前に瀧谷は「名古屋大会でKOして瀧谷渉太の新章をスタートさせて、1秒でも早く倒してベルトまで突っ走っていきたい」と宣言。対する良輝も「このチャンスをものにして、53kgは僕が中心にいてチャンピオンを目指します」と新階級での活躍を誓った。
1R、サウスポーの瀧谷はぐるぐるとリングの中を動き、蹴りのフェイントから右フック・左ストレートで飛び込む。良輝はインローと前蹴り、瀧谷はサイドに回り込むように左ストレートとハイキックを飛ばす。終盤、瀧谷は良輝の前足にローを集め、良輝も右ミドルを蹴り返した。
2R、インローを蹴る瀧谷がパンチをまとめて左ハイキック。これで良輝の動きが止まる。瀧谷はパンチをまとめて飛びヒザ蹴りとインロー、そして右の顔面前蹴りでダウンを奪う。再開後、瀧谷は顔面前蹴りでダウンを追加。良輝も必死にクリンチを交えて、瀧谷の追撃を阻止する。
3R、瀧谷が左ストレートからパンチをまとめて左ハイキック・左のヒザ蹴りにつなげる。良輝は派手な蹴り技も繰り出すが不発。瀧谷はパンチのコンビネーションから左右のハイ・ロー、左ストレートを叩き込む。お互いにパンチとハイキックを狙う攻防が続き、終了間際に瀧谷が顔面前蹴り。これでダウンを奪ったものの、試合終了のゴングが鳴らされた。
判定は合計3度のダウンを奪った瀧谷が大差の勝利。試合後のマイクでは「-53kgの第一戦がこんな試合ですいません。良輝選手が手強かったこともありますが、何より僕の力不足です。今、Krushでは55kgが盛り上がっていますが、これじゃ53kgが舐められます」と試合内容を反省しつつ「もっともっと強くなって天下一を目指します。最後、息が切れたのですが、みなさんから元気をもらいいました。もっともっと精進して強くなります!」と新階級-53kgの活躍を約束した。
■試合後の瀧谷のコメント
「率直に勝ててうれしかったです。良輝選手という言ってみれば格下の相手だったんですけど、昨年、大雅選手に負けて、1年ぶりの名古屋凱旋で(1年で)何をやってきたんだ?ということを見せる試合で。ダウンは取れたんですけど、判定になってしまって、不甲斐ない試合だったのですが、自分としては勝てて良かったです。ただチケットを買ってくれた方は満足していないと思うので、ここであきらめずに精進して、53kgのてっぺんを獲って、みんなにベルトを見せたいです。(-53kgでの試合について)体調はいいと思ったんですけど、試合が始まったら体重を落とすことに必死になっていて、ちょっと調整が上手くいかなかったかなと思います。ただ第一戦でそれが分かったので次につなげられる試合だったと思います。(1Rに動き過ぎた?)そうですね。1Rに身体が動いてスピードもあったのですが、2Rにガクッと失速したのが自分でも分かりました(苦笑)。(2・3Rにダウンを取ったが)あれは良輝選手が来てくれたからだと思います。下がる相手だと前蹴りは当たらないのですが、良輝選手がガムシャラに来てくれたので当たりました。
(今後については?)53kgの選手がこれを見たら『瀧谷こんなもんか?』と思うと思うので、次はこんなもんじゃねえってとこを見せたいです。ちょっと言い訳っぽいですが…転向一戦目が調整だったよとカッコよく言えるように次でドカンと決めたいと思います。(どんどん53kgに選手が集まって欲しい?)そうですね。少ない人数で争うよりも多い人数で争ってチャンピオンを勝ち取った方が価値があると思うので、こんなところで満足せず、もっと速く、もっと強く、もっとKO出来るように練習しないといけないと思いました。もうちょっと修行して強い選手と戦っていきたいと思います」
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