match result
試合結果
セミファイナル(第8試合)/スーパーファイト/Krush -70kg級次期挑戦者決定戦
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試合レビュー
1R、ジャブと右ローで前に出る小鉄。山内も右ミドル・右ローを返す。小鉄はじりじり前に出ながらジャブと右ローを当て、奥足ローにもつなげる。山内も右ローを蹴り返し、バックスピンキックを狙う。距離が離れると小鉄は右ストレートと右ロー。山内は飛びヒザ蹴りを発射し、パンチからローにつなげる。
2R開始直後、山内がパンチで前に出ていくと、ここで偶発性のバッティングが起こり、山内が左目の上をカットし、ドクターチェックが入る。再開後、右ミドルから前に出る山内が右フックを打ち抜き、小鉄が大きくバランスを崩す。一気にパンチをまとめる山内。小鉄も果敢に打ち合うが、山内が的確に右ローを蹴って顔面へのサイドキック。さらに右ストレートとバックスピンキックで攻め込む。
3R、右ローで前に出る小鉄。山内もローを蹴り返して譲らない。お互いにローを蹴り合う展開から山内が左のヒザ蹴り、小鉄も右フック・ヒザ蹴りを返す。互いに足を止めてパンチとローで打ち合う両者。山内が左フックを叩き込めば、小鉄も右フックを返す。残り40秒、山内が顔面へのサイドキック、小鉄もパンチを打ち返して前に出る。判定は3‐0で山内が勝利。小鉄とのタフファイトを制し、王者・中島への挑戦権を勝ち取った。
試合後、中島がベルトと共にリングに上がり「おつかれさまでした。次で山内選手と試合するのは3度目なんですけど、1勝1敗なんで力の差を見せつけて防衛できるように頑張ります」と挨拶。山内も「自分も次でしっかり決着をつけたいと思います。リングの上では恨みっこなしでチャンピオンとド突き合いしたいと思います」とタイトルをかけての決着戦に闘志を燃やした。
■試合後の山内のコメント
「(見事な勝利でしたが?)いつも通りギリギリです(笑)。今日は試合までの組みたてというか、心の持ち方というか、いままでで一番落ち着いていたんじゃないかなってくらい不思議な感じで。これが吉と出るか凶と出るかは、やってみるまで分からなかったんですけど、緊張しすぎず、気が抜け過ぎず、いい心持ちで試合を迎えました。(そういう状態はキャリアで初めてですか?)そうですね。長いキャリアだからこそかも知れないし、試合前の会見で話した三崎さんに連れていっていただいた鹿児島合宿が、自分の中でかなり大きかったというか。いい日々を過ごせました。(アクシデントでバッティングがありましたが?)何があるか分からないのが試合なので。これでカッとなるのがよくもあり悪くもあり(笑)。
(お客さんがヒートアップしてましたが?)一心同体と言ったら大げさですけど、ホントに気持ち込めて応援してくれるというか。僕が怒ると一緒になって怒ってくれて、苦しんでると一緒に苦しんでくれてるんで。だから、なるべくポーカーフェイスで頑張りたいなって思ってます。(試合後は喜びを表してましたね)そうですね、幸せな瞬間ですね。試合に勝って、リング下りて、写真を撮るのが。ちょっと格闘家っぽくないですけど(笑)。(次は4度目のKrush王座ですが?)獲ってからいろいろ語ります。とりあえず、今はリラックスですね。(隣にチャンピオンが来ましたが?)いやもう、気持ちのいい人なので、道で会ったら睨み合うとかもないし、ホントにリスペクトです。(3回目の決着戦がタイトル戦なのはドラマチックというか)ドラマチックですね、最高だと思います!」
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