ダブルメインでタイトルマッチが行われるKrushフライ級の王座を狙う両者の対決。大夢は大久保琉唯、大鹿統毅に敗れ2度王座獲得に失敗。3度目の王座挑戦を目指す。朝久兄弟を要する朝久道場で腕を磨く宗一郎は3連勝で王座挑戦のチャンスを引き寄せられるか。
1R、軽快なステップから左右ローを刻む大夢。懐に入りたい宗一郎へ左前蹴り、右ミドルで突き放す。サウスポーに構えた宗一郎は左右に回りながらノーモーションの左ストレートを伸ばす。至近距離で大夢が左ヒザを宗一郎のアゴにヒットし転倒させるが、組んだ状態の打撃のためダウン判定は取り消される。再開後、左ローを放つ宗一郎へ大夢は右ストレートを突き刺しダウンを奪取。しかし大夢が追撃した右ローがローブローとなり試合が止まる。
2R、オーソドックスに戻した宗一郎が距離を詰め右フックを強振。大夢は右の蹴りを上下に散らし宗一郎を懐に入れない。大夢の左ジャブで鼻血を流す宗一郎。下がる宗一郎へ右飛びヒザ蹴りを浴びせこの試合2度目のダウンを奪う。宗一郎は立ち上がり左右パンチで応戦するが、大夢はさらに右飛びヒザ蹴りでダウンを追加。尻餅をついた宗一郎をレフェリーがストップし、大夢が1分58秒でKO勝利を収めた。
マイクを握った大夢は「この大会のセミで僕の階級のタイトルマッチをやるので、どっちと(戦う試合を)見たいか皆さん見とってください」とコメントした。