前王者・壽美が引退し空位となった王座を争う第6代Krush女子フライ級王座決定トーナメント。準決勝第2試合は鈴木万李弥と麻央が拳を合わせる。鈴木・麻央ともに前戦で敗北を喫し、今回が再起戦。鈴木は前日計量の初回で150gオーバーとなったが、規定時間内にリミットをクリアし、この一戦にこぎ着けた。
1R、鈴木が距離を詰め左右ストレートを連打。リーチに勝る麻央も左右ストレートで突き放す。麻央は遠い距離からジャブ、右ミドル鈴木は前蹴りのけん制から懐に飛び込みフックを振り回す。
2R、鈴木が前進し左ミドル。左ジャブを突き麻央を下がらせる。麻央は右ミドルから右ハイをヒットさせるが、鈴木は下がらず。赤コーナーを背負う鈴木へ麻央が左右ストレートを連打すると、鈴木もパンチ連打で押し返す。
3R、リング中央で両者パンチのラッシュ。鈴木が前に出ると迎える麻央が回転のいい左右パンチ連打。さらに右ミドルを繋げ鈴木の体をくの字に折る。鈴木も左ミドルで応戦するが、麻央のパンチの回転は止まらず。もみ合いの中でパンチを交換するまま試合終了のゴング。
ジャッジは三者とも30-28で麻央の勝利を支持。パンチの打ち合いを制した麻央が池内紀子が待つ決勝へコマを進めた。
試合後には来年1月の決勝戦へ出場が決まった池内・麻央の両選手がリングイン。
池内は「1回戦勝ててよかったです。自分は必ずチャンピオンになるので応援よろしくお願いします」と意気込み。
麻央は「なんとか勝ててほっとしています。もうちょっと圧倒するつもりだったんですけど、次の決勝までにしっかり仕上げてリベンジ成功させてチャンピオンベルトを獲るので応援よろしくお願いします」とコメントした。