match result

試合結果

ダブルメインイベント第2試合(第8試合)◎第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R

    所属ジム
    エスジム
    名古屋JKファクトリー
    戦歴
    34戦 17勝(3KO) 15敗 2分
    28戦 17勝(7KO) 10敗 1分
    生年月日
    1998.4.15
    1993.9.26
    身長・体重
    166cm ・ 57.5kg
    171cm ・ 57.5kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    サウスポー
    出身地
    神奈川県横浜市
    愛知県安城市
    SNS

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試合レビュー

 森坂は準決勝で岡嶋形徒から得意のバックブローで2度のダウンを奪って勝利。新美は3分3Rノンストップの猛ラッシュで玖村修平を下して決勝進出を決めた。1R、新美は準決勝のように開始から前に出て森坂を追う。森坂は速いフットワークで追わせず、真上にジャンプしてのヒザ、ボディフックと攻撃を打ち分ける。新美のプレスも横にさばいてかわしていく。ワンツー、あるいは左ストレートから左ローを打ち込んでいく新美。左ストレートも当てるが、森坂はフットワークを止めず決定打は与えない。

 2R、新美は接近戦から上下にフックの連打。森坂は距離を作ってミドルを連打で返す。新美はボディ打ち、ミドル、ストレートとこちらも攻撃を散らしていく。森坂は右ロー、回転技のフェイントに右ストレートと放っていくが、新美の前進を止められない。

 3R、前に来る新美を森坂はプッシングで下がらせる。しかし両者ショートパンチからのヒザを出し合う。この近距離の打ち合いは新美が有利かと思われたが、森坂も近距離からの顔面前蹴り、ハイキックとパンチに蹴りを織り交ぜて新美を攻める。新美に対し手数で勝る。しかし新見も左右フックを振り返す。判定は30-29(新美)、30-30、29-29で決着に至らずドロー。延長戦で勝敗を決することとなる。

 延長R、両者ダッシュで中央に向かい、近い距離での打ち合いを展開。パンチからヒザの新美に対し、森坂はパンチから右ロー。均衡状態が続く。手数の多い森坂はバックブローにパンチヒザと放つが新美のガードを破れない。新美も手数では劣るが時おりガードの合間からストレートを滑り込ませる。判定は3者10-9で新美。この日7Rに及んだ苦闘を制し王者となった。

新美のマイク
「判定まで行っちゃって森坂選手が強くて倒せなくて、何とかチャンピオンになることができました。小森会長の作戦通りにやっただけなので、まだまだ僕は弱いので、上の人たちを倒して、もっと上に行きます。ABEMAで観戦してくれてる妻と子どもに支えてもらって今日もヤバい時に顔が出てきたんで、いつもありがとう。もっと強くなって金持ちになってK-1のチャンピオンにもなるんで応援よろしくお願いします。今日はありがとうございました」

■試合後の新美貴士のコメント
「ほんと小森会長の作戦通りに僕は動いただけで、作戦通りできたので結果がついてきたのかなって思ってます。今ホッとしています。僕にはそんなに技術がないので、距離を取ってとかで戦えないので、近めの距離でもうひたすら当たる攻撃を打ちまくるっていうことしかないので、ひたすらその練習をしてきました。(準決勝を終えた後は)そんなにダメージはなかったです。(延長戦を制した勝因は)前に出続けて手数を相手より出そうと思ったことがよかったと思います。(前に出て攻撃を出し続ける姿が佐藤嘉洋さんを彷彿とさせたが)そう言って頂けて嬉しいですけど、佐藤さんのようにというか、会長の指示通りにやっただけです。(延長になったが)もう決勝だしやるしかないと思っていたので、大丈夫でした。このフェザー級って強い選手がまだいっぱいいるので、そういう選手たちを倒して、僕はK-1のベルトも狙っているので、そこを目指してこのベルトを守りつつ強い選手を倒していきたいです。必要なところはたくさんありますね(苦笑)。今後の目標はもっと強くならないといけないので、僕は組まれたらその選手の対策を始めるので、誰が相手でもレベルアップして倒していける選手になりたいなと思います」

■試合後の森坂陸のコメント
「めちゃくちゃ悔しいです、もうそれだけですね。調子は悪くなくて全力は出せたんですけど、まだ課題はクリアできてないのかなと思います。前回の課題がクリアできていないのでまだ引退はしないと思いますけど、ちょっと時間を置いてまた練習を1から考えて、強くなってから戻ろうと思います。今はすぐに試合はしたくないです。時間がほしいです。準決勝は作戦通りできました。バックハンドはずっと狙ってましたし、相手のストレートだけはほんと気にしていて、かわして返す練習はしていたので、あれはバッチリはまった感じでした。もう準決勝しか考えてなかったので、正直玖村選手が上がってくるかなって思っていたので対策はしていなかったんですけど、決勝は1回勝てば勢いで行けるかと思っていたので、ちょっとそれが甘かったです。対策は練っていなかったですけど、予想通りの攻め方はされたなっていう感じです。(新美の)圧力はスゴかったです。コンパクトなパンチが1発1発的確で強かったので、気持ちが折れてなくても体の強さで負けたかなっていう感じで、だからメチャクチャ悔しいですね。またすぐに頑張りますとは言えないんですけど、前回と同じ課題がまだクリアできてないなと思ったので、そこを磨いてから戻ってきたいと思います。まだ辞めないですけど、強くなったら戻ってくるので、それまで待ってください。よろしくお願いします」

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動画

試合情報

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大会名
2020年11月27日(金)Krush.119
日程
2020年11月27日(金)
会場
後楽園ホール
選手
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