match result
試合結果
メインイベント(第8試合)◎Krushスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
- 戦歴
- 27戦 17勝(10KO) 9敗 1分
- 55戦 34勝(8KO) 20敗 1分
- 生年月日
- 1990.1.22
- 1990.11.20
- 身長・体重
- 178cm ・ 65.0kg
- 173cm ・ 65.0kg
- ファイトスタイル
- サウスポー
- オーソドックス
- 出身地
- 東京都八王子市
- 東京都町田市
review
試合レビュー
2R、左ミドル主体の鈴木は左ストレート・右フックとパンチも織り交ぜる。佐々木はこれにパンチのコンビネーションから右ロー、右ミドル。佐々木は左ミドルを受けた後で右ローをすぐに返す。佐々木の左アッパーに鈴木は左ストレートをカウンター。鈴木がそこから左ミドルで追っても佐々木はバックステップでかわし、鈴木が前に来たところで右ストレートのカウンターを突き刺しダウンを奪う。さらに佐々木は前に出ながらの右ストレートを鈴木に再度当て、2度目のダウンを奪う。
3R、後のない鈴木は前に出て左ミドルと左ストレートで佐々木を襲う。しかし佐々木はガードを固める。左ストレートで前に出る鈴木だが、佐々木も右ストレートで迎え撃つ。鈴木が左ストレートを当てても、佐々木は連続では当てさせない。左ストレート、右フックで攻める鈴木。しかし佐々木は連続ではヒットさせない。逆に佐々木は顔面前蹴り、側転蹴りと鈴木に大技を見舞って勢いをストップする。判定は3者30-26で佐々木。ライト級に次ぐ2階級制覇を成し遂げた。
佐々木のマイク
「みなさん、こんばんは。祝日にも関わらず、コロナウイルスで躊躇された方もいると思うんですけど、そういった中でお越し頂きありがとうございます。スーパー・ライト級は第8代目のチャンピオンで、この階級はチャンピオンも変わる難しい階級だと思いますが、僕がしっかりこのベルトを守っていきます。K-1でも3月にタイトルマッチが行われますが、チャンピオンから『佐々木大蔵だったらタイトルマッチをやってもいい』と言われる選手になっていこうと思います。みなさんの声がパワーになってます。こんな僕でもこういうところで活躍できるんだっていうのを糧にするというか、利用して明日から過ごしていってください。ありがとうございました!」
■試合後の佐々木大蔵のコメント
「(試合を振り返って?)なんだろう……、終わりました(笑)。後楽園ホールでの歓声は、後楽園でしか味わえないっていう思いで。3分3R、昔は早く終われって思いながらやってたんですけど、いまはもう、すごく濃く感じてますね。濃く感じながら試合ができて、楽しかったなっていう印象です。(再戦だったが、前回と比べて?)やっぱり鈴木選手は意気込みというか。たぶん二人でしか感じられないものがあったと思うんですけど。それを感じましたね。僕のすべてを奪いにかかってるなっていう思いが伝わりました。
(前半で差がつけられたと思うが?)前半に差がついてたっていうのは、見てる人も感じたとは思うんですけど。僕自身は差というよりも、夢中だったっていう感じですかね。『これ、もらっちゃいけないな、危ないな』っていうのを、1R終わってインターバル中に代表と話しながら。その意見が一致するかっていうのをいつもやってるんですけど、そのズレが全然なかったんで、思うようにできてたんじゃないかと思いますね。
(前回との鈴木選手の違いは?)う~ん。パンチを少し重点的に練習してきたのかなという感じですね。ミドルに関してもおもいっきり振ってきましたね。自信があるのはわかるんですけど、それをつぶすことを僕も練習でやってきたので。それが出ましたね。
(前回の対戦は意識した?)いやもう、僕はリセットしちゃってますね。いい意味でバカというか(笑)。最近は勝っても負けても、僕はステップアップするつもりで日々すごしてるので。勝っても満足はしてないですね。やっぱり、どんどん自分の求めるものをお客さんに見せて。お客さんに力を与えたいですよね。
(手をマットについて出す蹴り=センチャイの側転蹴りも見られたが?)出ちゃった(笑)。練習でもいろんな映像を観ている中で。僕がすごくいま尊敬というか、本当に目指してるものというか、ハッキリ言うとセンチャイが大好きで。去年もセンチャイと練習できるかなと思ってタイに行ったんですけど、ルンピニースタジアムで会うくらいしかできなくて(苦笑)。でも、会っただけでもオーラっていうのがすごく。僕、あんまり人に興味ないんですけど、センチャイ……さんって言ったほうがいいですかね?(笑)。センチャイさんはすごくジーンと来たというか。いつか試合じゃなくていいんで、練習で相対したいと思いますね。
(センチャイのようなキックの達人系を目指したい?)僕、本当にK-1、格闘技が大好きでしょうがないんですよね。本当にそれ以外、興味がないというか、本当に極めたい。いつ終わりが来るんだろうという感じですね。(今後の目標は?)このチャンピオンという肩書にはなって、周りからもそういう目線で観られるとは思うんですけど、僕は僕で佐々木大蔵っていうものを、チャンピオンだからすごいとかじゃなくて、佐々木大蔵をドンドン押していきたいなと思っています。そのためには自分とは何かというのを、お客さまに熱で感じさせられるような選手になりたいと思っています。僕を見て『アイツにできるんだったら俺にもできるんじゃねえか』って、なんでもいいんで力を与えていきたいなと思いますね。今後の目標はK-1のチャンピオンも、僕は取る前提でずっといるんで、そこを時が来ればやることになるんじゃないですかね」
■試合後の鈴木勇人のコメント
「(試合を振り返って?)完敗です、それだけですね。(作戦はうまくいかなかった?)うまいこといかなかったです。佐々木選手、巧かったです。強かったですね。(前回と違いは?)特別そういう大きな違いはなかったんですけど、細かいところとか、常に狙われてる感じがしてやりづらかったです。こうすればいけるかなというのがあったんですけど、それがうまくはまらなかったという感じですね。ちょっとの差かもしれないですけど、その差が大きかったですね。自分のやりたいことをうまくやらせてもらえなかったです。(今後の目標は?)今回負けちゃったんですけど、少し休んで切り替えて、またゼロからやっていきます」
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