match result
試合結果
第5試合◎Krushバンタム級/3分3R・延長1R
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試合レビュー
1R、蒼士は開始から右ハイ、ジャブ、フック、右ローと技を繰り出す。吉岡はタイミングよく左フックを放っていくが、蒼士は巧みにかわして直撃させない。吉岡は蒼士のボディフックをブロックして左フックを返し、ハイにはハイと強気な様子を見せる。
2R、吉岡は左ハイキックで蒼士を脅かし、蒼士の攻撃をブロックすると必ず攻撃を返す。先手で攻める蒼士だが、吉岡がロー、ボディフックと必ずリターンするためやや攻め辛そうにする。吉岡は左ボディフック、から左フック、右アッパー。吉岡が右ローを当てれば蒼士が吉岡を足払いで転倒させる。蒼士の膝に吉岡はフックをカウンターで当て、両者の均衡はなかなか崩れない。
3R、プレッシャーを増していかんとする蒼士だが、吉岡は攻められっぱなしとはならず、フックなど攻撃を返す。蒼士は右ローを当てていく。そして右ヒザ、右ローと次第に蹴りを当てていく。吉岡はこれに左フック、右ストレートとパンチで応戦するが、蒼士は目が慣れてきたかパンチを当てさせず、右ローを蹴り続ける。蒼士は右ローに加え、足払い風の左ローも繰り出す。吉岡も右フック、バックブローを当てて譲らない。判定は30−29、30−30、29−29で1者が吉岡を支持するもドロー。高度な技術戦は延長に突入となる。
延長R、ジャブ・ボディへのヒザ・ローと蒼士は先手で攻める。吉岡もジャブを返してヒットさせ、パンチとローで攻める。蒼士が先手で手数多く攻めると、吉岡はブロックからフック・ローを打ち返す。吉岡は的確に蒼士攻撃をのブロックするとフックを強振。蒼士もそれを当てさせずに試合を終える。
判定は10−9(蒼士)、10−9で(吉岡)、10−9(吉岡)の2−1で吉岡。KRUSHデビュー戦でK-1 JAPAN GROUP無敗の蒼士を破った。
「(試合を振り返って?)本当に蒼士選手は強かったですね。本戦で勝ったと思ったんですけど、でもローキックの技術で圧倒されちゃって。延長Rでもフックが効いちゃって。そこからあんまり覚えてないんですけど、あとは本能で。なんとか勝つことができてよかったです。(対戦相手の印象は?)本当に強くて。やっぱりK-1やKRUSHで活躍するだけで選手なので。 蒼士選手と同い年なんですけど、そう思えない強さだなというのが、戦ってみて身に染みましたね。(今後の目標は?)一番のバンタム級の宿敵の蒼士選手になんとか勝つことができたので、これでタイトルに一歩近づくことができたかなと。いまのままじゃチャンピオンの佐々木選手に程遠いと思うので、また課題点を練習してベルトを取れるようにがんばります」
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