match result
試合結果
ダブルメインイベント第2試合(第9試合)/Krushスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
- 所属ジム
- K-1ジム五反田チームキングス
- K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ
- 戦歴
- 27戦 17勝(10KO) 9敗 1分
- 35戦 26勝(9KO) 9敗 0分
- 生年月日
- 1990.1.22
- 1988.6.8
- 身長・体重
- 178cm ・ 65.0kg
- 177cm ・ 0.0kg
- ファイトスタイル
- サウスポー
- オーソドックス
- 出身地
- 東京都八王子市
- 東京都世田谷区
review
試合レビュー
1R、鈴木はサウスポーから得意とする左ミドルを連続で飛ばしていく。左右田は左ローを入れつつ、身を引いて鈴木の左ミドルをかわしていく。鈴木は右ローを入れた後で左ハイを放ってヒット。上・中・下と蹴り分けることで左右田のディフェンスをかく乱する。この蹴りに止められ左右田は間合いを詰められない。しかし鈴木が前に来たところで右ストレートをヒット。鈴木は左ミドルだけでなく、右ローも多用して当てていく。
2R、鈴木はやはり右ロー、左ミドルを当てながら試合を展開する。左右田は左回りしながら右フック、左フックを振るっていく。鈴木は変わらず蹴り続けるが、左右田も左ボディ、右ストレートとヒットが目立ってくる。だが鈴木は蹴りの数が落ちない。左右田は右ボディストレートから左フック。鈴木はボディが効いてきたか、蹴りの本数と威力が落ちてくる。すると左右田は圧力を増し、顔へのパンチからさらにボディに連打を繋ぐ。鈴木の左ハイを左右田は空振りさせていく。
3R、左右田は左ロー、ジャブを当て、鈴木の左ハイは空振りさせながら打ち合いの距離に持ち込む。左右田は右ミドルを入れ、鈴木の左ミドルを受けてもすぐに右クロス、右ボディアッパーと反撃する。だが、鈴木もここが勝負所と見たか、左ヒザ、左ストレートと激しく左右田に応戦する。ここは左右田の圧力が上回り、鈴木をロープとコーナーに詰め、ショートパンチを繋げる。左右田はパンチだけでなくヒザ蹴りも使って効果を上げる。左右田は前進を落とさず、鈴木を下がらせて3Rを終える。判定は29-29、29-29、29-29でドロー。延長戦に突入となる。
延長R、左ミドルを蹴っていかんとする鈴木だが、左右田は逆にそれをさせじと距離を詰め、接近戦で右クロス・左フック・右アッパーと放っていく。鈴木は近い距離ではヒザ蹴り。レフェリーがブレークして両者を分けると、左右田はすぐに間合いを詰めてやはりショートのパンチを狙っていく。鈴木はプッシングしての左ミドル、あるいは近い距離からヒザを放つが、左右田もヒザを返し、ボディから顔にフックを走らせる。鈴木はヒザと左右のパンチで左右田を押していく。左右田も残り時間が少ない中、ボディアッパーからフックとパンチの回転を止めずに試合を終える。判定は10-9、10-9、10-9の3-0で鈴木。苦しみながらも初防衛を成し遂げた。
鈴木のマイク
「今日は応援ありがとうございました。今回は勝つっていうより左右田選手に挑戦する気持ちが多過ぎて、終わってのコメントとか考えていませんでした。対戦してくれた左右田選手ありがとうございました。今まで対戦した選手とは全然違くて、根性とかすごい伝わってきました。こんなに顔がボコボコになったの初めてです。これで自分もファイターだって胸を張って言えるようになったと思います。ベルトを獲ってからがスタートだと思っていて、これから自分の第2章が始まるのでよろしくお願いします」
■試合後の鈴木勇人のコメント
「(試合を振り返って?)強かったです。あと、顔が痛いです。(接戦になると思ってた?)全部予定どおりの展開でした。あの展開になれば負けないと思ってたので。最後は気持ちの戦いだと思ってました。いつもなら1R取って押し切れると思ったんですけど、左右田さんに巻き返されて。強かったですね。(左右田が「これで終わり」と発言していたが?)左右田さんの気持ちをついで、K-1のベルトを絶対に取ります。ここをしっかりと勝ったことで、ファイターですって胸張って言えると思うので、大きい自信になりました。(戦いたい相手は?)誰でもいいです。用意された相手に挑戦して、一個一個クリアしたいですね。(もともと左右田とは知り合いだった?)そうなんですよ、共通の知り合いもいて。二年前から左右田さんと交流があって。左右田さんはすごくいい方で、本当に尊敬してました。でも、勝負事は自分が蹴落としていかなければいけないので。左右田さんの意思をついで上に上がります。KRUSHの絶対王者になって、なおかつK-1のベルトを取りにいきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」
■試合後の左右田泰臣のコメント
「(試合を振り返って?)すごい気持ちいい試合ができました。(本戦と延長は取れたと思った?)延長は取られたと思いました。本戦が取れてたらなというのはありますね。悔しいというよりも、出し切ってスッキリしました。鈴木勇人というチャンピオンが相手だったからなのか。(対戦相手の印象は?)しんどい試合になるのは予想してましたけど、ここまでとは思わなかったですね。僕は鈴木勇人という人間がすごく好きで、ちょこちょこ会ったりしてたんですよね。試合が決まる前とか。たまたま、行きつけの銭湯が一緒だったり。彼がジムに来たときに、僕がミットを持ったりもしてたので。だから、スッキリした気持ちなのかなって思いますね。(試合後の会話は?)ざけんじゃねえよ、何勝ってんだよって言いましたね(笑)。(最後、マスクを被る余裕はなかった?)もう、終わりですね。だから、最後にみんなに挨拶しようと思って。そんな感じですね。(ファンへのメッセージを)いままで応援してくださったみなさん、ありがとうございました。K-1 JAPAN GROUPで5年、凄く楽しめたし、最高の思い出になりました。プロになって10年、いろんなことがありましたが、中身の濃かった10年だと思います。K-1 JAPAN GROUPは続いていくので、楽しんでいただければと思います」
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