match result
試合結果
メインイベント(第9試合)/Krushスーパー・フェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
- 所属ジム
- 菅原道場
- K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST
- 戦歴
- 44戦 28勝(17KO) 16敗 0分
- 36戦 26勝(10KO) 10敗 0分
- 生年月日
- 1992.6.8
- 1992.1.20
- 身長・体重
- 174cm ・ 60.0kg
- 168cm ・ 62.5kg
- ファイトスタイル
- オーソドックス
- オーソドックス
- 出身地
- 千葉県富津市
- 愛知県名古屋市
review
試合レビュー
1R、島野は左ボディを打ちに行くが、大岩はそこへ左フックを合わせて腕力で押し倒す(ノーダウン)。大岩は右クロスをヒット。島野はジャブを伸ばすが、大岩はそこへ右フックを合わせようとする。島野の左フックをブロックし、右ローで足を跳ね上げる大岩。島野も右ローを当てていく。大岩は右クロス、右フックとパンチの軌道を変えて迫る。島野は左ボディフックを打ち込み、大岩はこれに対し一気に攻めず右スイングフック。島野の左フックに右スイングフックを狙う大岩だが空を切る。島野はさらに右ボディフックも大岩に打ち込んでいく。
2R、島野はジャブで距離を作り、大岩のスイングフックをかわして左ボディフック。島野はさらに右アッパーから左ボディフック。大岩もジャブを返すが、島野のジャブがヒット数で上回る。ダメージこそ見せない大岩だが、島野のボディフックを被弾する場面が目立つ。ボディへのヒザを入れる島野に大岩は右スイングフックを入れるが、これは当たりが浅い。しかし打ち合いの中でバッティングがあり、島野の左目じりが切れて出血する。ドクターチェックの後で再開するも、島野はジャブで距離を保ち大岩にクリーンヒットを与えず終了する。
3R、島野は左右ボディフックから顔面にパンチを走らせる。大岩はこれにパンチ一辺倒とならず、ボディへのヒザ・ミドルと放ってから顔へのスイングフックを振るう。島野はジャブから右スイングフック。ヒットの数で上回る島野だが、大岩もスイングフックを1発当てると形勢を自分へと引き寄せる形勢。だが、島野はそこからストレート、アッパー、ボディへのヒザ。ダメージこそ見せない大岩だが、島野のボディフック、ヒザが効いているか手数が落ちる。一方島野は手数を落とさず、左ボディを交えたと連打で攻め落とさんとする。判定は29-29、29-29、29-29でドロー。タイトルマッチは延長戦にもつれ込む。
延長R、島野はヒザ、ロー、左ボディフックと攻撃を散らす。これに対し大岩は左右のフックを振るって向かうが、やや動きが緩慢になる。島野はワンツーからボディへのヒザ、左ボディと見舞い、大岩の左右フックを被弾する場面があっても前に出ていく。ボディへのヒザも忘れない島野。大岩は消耗が目立ち、体をつけて押すようになってしまう。島野はボディフックから顔への右フック、ボディへのヒザと大岩を攻めて試合を終える。判定はジャッジ3者とも10-9で島野。パワフルな難敵・大岩をくだし、ベルトを守った。
島野のマイク
「こんばんは。最後まで残ってくださったファンのみなさん、ありがとうございます。今日までサポートしてくださった菅原会長、菅原道場チームのみなさん、応援に来てくださったみなさん、ありがとうございます。今日大声援が青コーナーから聞こえてきて、全力で戦っていい時間を過ごすことができました。大岩選手の応援団のみなさん、ありがとうございました。
先週12月8日にK-1のタイトルマッチが行われ、武尊選手と皇治選手、格闘技、K-1を背負うようなスター選手が最高に盛り上げた大会だったと思います。自分は選手としては不器用なタイプで、このリングに必死にしがみついて一日でも生き残るんだということでチームのみなさんと挑戦しています。サポートしてくだったみなさん改めてありがとうございます。
私事なんですけど、菅原会長誕生日おめでとうございます。今日は自分にとって大きな前進になりました。選手である以上、自分の夢は世界のトップと拳を交えることです。全力で成長できるよう頑張りますので、よろしくお願いします」
■試合後の島野浩太朗選手のコメント
「(試合を振り返って?)大岩選手からKrushのベルトを絶対に獲るっていう気持ちが伝わってきて。でも、自分は僅差でも勝ってベルトを持ち帰るために準備してきたので。会長と二人三脚、準備してきた時間を信じて試合を戦い抜きました。(対戦相手の印象は?)何より気持ちが強いのを感じました。4R戦って、その中で自分がひとつも引く気持ちもないし。真っ向から12分戦ってくれて、気持ちよく戦う抜くことができました。
(序盤から相手の右は想定内?)防衛戦が決まってから2カ月、朝から夜遅くまで、会長が大振りの右フックの対策に時間を費やしてくださったので。頭で考えるよりも先に身体が動いた感じです。(自分の攻撃が効いた確信は?)大岩選手はタフで、パンチが効いたことないって情報もあったんですけど、倒すよりも当てるんだっていうイメージで。この2か月の会長との練習の動きがそのまま試合に出た感じです。(試合後に武尊選手と会話していたが?)あの選手がどういう選手がわかってます。いまの自分が言うのもあれですけど、僕もトップを目指してがんばりますという気持ちだけは伝えさせていただきました。
(今後の目標は?)このベルトは菅原道場の思いがすべてつまったベルトだと思ってます。自分は不器用な選手ですが、今日より明日、絶対によくなるんだっていう気持ちで精進して、次のリングに向けて最高の自分を用意して。今日はKrushファンのみなさんをはじめ、熱い声援を送ってくださったみなさん、サポートしてくださった菅原道場のみなさん。応援ありがとうございました、押忍」
■試合後の大岩龍矢選手のコメント
「(試合を振り返って?)いまちょっと……。島野選手が自分より強かったってことですね。(対戦相手の印象は?)想定内だったんですけど。自分の反省点しかないです。何もやりたいことができなかったです。(やりたかったことは?)反省点なんですけど、KO勝ちが続いていて、右を信じすぎていつもの動きができなくて。この差は本当に大きいと思うので。反省してやるしかないです。(今後の目標は?)たくさんの応援に応えるしかないし。すぐにでも試合をして取り返したいです」
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