match result
試合結果
トリプルメインイベント第3試合(第9試合)◎【ランドハウジング・木更津きらら歯科 Presents】Krushスーパー・フェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
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試合レビュー
1R、郷州は開始から歩を進めて前に出る。しかし島野はこれをプッシングで押し戻し、ボディフック、ローと攻撃を加える。さらに右クロス、右アッパーも。郷州の突進を体を入れ替えかわす島野だが、郷州の右ミドルからの右クロスがヒット。ここで偶発性のバッティングがあり、郷州は鼻から出血。しかし大事には至らず再開となる。
強打の島野に呼応するように郷州も右クロスを振るって当て島野を下がらせる。だが、島野も右クロスを相打ちにさせて反撃。続けて左右フックをボディに集めて郷州を削る。しかし郷州は右クロスで前進。島野はこれを押し戻して左ボディフックを再びめり込ませる。
2R、顔の左側面から出血が見られる郷州。島野は襲い来る郷州のボディを叩いていくが、郷州は右クロス、右ストレート、右フックと右のパンチの軌道を変えて島野を襲う。しかし持ちこたえた島野は反撃に転じてボディフック。だが郷州は再び攻勢に入り、右ストレート、ボディへの跳びヒザ。島野のボディフックに郷州はローで応戦する。ラウンド最後に島野は左右の拳を思い切り振るって郷州を倒すが、ここはラウンド終了のゴングが先に鳴り、ダウンとは見なされない。
3R、郷州はこのラウンドも前進。左フックから右アッパーと島野を攻めるが、島野も体を正面から外して右クロス、左フックと打ち返し郷州をロープに詰める。両者一進一退。郷州が押して出れば島野も押し返す。パンチとヒザで出る郷州だが、島野はこれにほぼ左右のパンチだけで応戦。左フックから返しの右クロス、左右のフックと島野は最後の打ち合いを優勢に進めて試合を終える。判定は29-28、30-29、30-28の3-0で島野。王座奪取を成し遂げた。
島野のマイク
「対戦相手の郷州征宜選手、今日は本当にありがとうございました。今日応援に来てくれたみなさん、サポートしてくれた菅原道場チームのみなさん、本当にありがとうございます。普段ずっと言えなかったんですけど、今日来てくれてる家族、両親に感謝の言葉を言いたいです。一番最後に、ずっとここに辿り着くまであまり口にはしたくないような感情も感じてきました。でも菅原会長が本当に朝から毎日のようにたくさんの時間を一緒に過ごしてくれて、今日ここで一言ありがとうございますってお礼を言いたかった自分の目標が一つ叶いました。菅原会長ありがとうございます。このKrushのベルトを巻かせた頂いた以上、島野になら勝てると思っている選手がたくさんいると思います。次戦に向けてしっかり準備して、ここのリングに立って次の防衛戦も最後立っていたいと思います。次戦も全開でぶつかりに行くのでよろしくお願いします」
■試合後の島野浩太朗選手のコメント
「(試合を振り返って?)3R、本当にギリギリで最後の1秒まで立っているのがやっとというか。そういった試合展開でした。本当にギリギリの勝負でした。(打ち合いの途中でいけるという感触は?)いえ、3R通してパンチがタイミングよく入っても、郷州選手は何一つ変わる様子がなくて。2R終盤に効かせたかなと思ったパンチもあったんですけど、パンチ力も何も変わらずに前に突進してくるあたり、本当に聞いていた以上にタフで頑丈な強い選手だと思いました。本当にギリギリだったんですけど、万が一延長に入っても、気持ちだけは絶対に切らしちゃダメだと思って、すぐにセコンドの会長の顔を見て。次も行くつもりで心の準備はしてました。
(ベルトを獲った心境は?)そうですね……。4年前に一度タイトルマッチでベルトを逃してから、ずっと自分を許すことができなくて。今日、リング上でチャンピオンになって、一言自分の伝えたい人にありがとうございますと言うのがすべてだったので(涙)。本当にうれしいというか、やっと(ここまで)これたなと思いました。(今後の目標は?)今日、試合を観てもらった人はわかると思うんですけど、キレイに完全に誰がどう見ても勝てるというスタイルではないかもしれないですけど、目に見える強さだけじゃないぞっていうのをしっかり準備して、最後にリングに立っているのは自分だっていう気持ちで。防衛してこそKrushのチャンピオンだと思うので、もう一度気持ちをゼロに戻して、次の試合に向けて前進していきたいと思います」
「(試合を振り返って?)本当に応援していただいたのに勝てなくて申し訳ないです。(今後の目標は?)今回、たくさんの人に応援してもらって、防衛のチャンスもいただいたのに、自分が情けなくて。でも、自分だけの気持ちでもう一度やりたいとは思ってるんですけど。本当にたくさんの人たちの期待を裏切ってしまったので、もう一度やっていいのかなという気持ちもあります」
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