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試合結果

メインイベント(第9試合)◎Krush女子フライ級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

    所属ジム
    K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ
    Double Dose Australia
    戦歴
    26戦 22勝(11KO) 4敗 0分
    32戦 23勝(2KO) 9敗 0分
    生年月日
    1992.7.29
    1988.8.25
    身長・体重
    160cm ・ 52.0kg
    160cm ・ 0.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    三重県松阪市
    メルボルン
    SNS

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試合レビュー

 5冠を持ち新たなタイトルを狙ってKrushへ飛来するタウンセンドに対し、『K’FESTA.1』でさいたまスーパーアリーナの大舞台を経験したKANAがタイトル防衛戦に臨む。

 1R、ムエタイスタイルのタウンセンドは落ち着いた様子で構えて前蹴り、左ミドルを飛ばす。KANAはこの蹴りを腕で弾き、あるいはさばきながら前に出ていく。しかし左アッパーを振るわんとしたところに右ストレートを合わせられ、KANAは手をつきダウンを喫してしまう。タウンセンドは前蹴り、ミドルで距離を取り、それをかいくぐってKANAが入ってくるところに右ストレートを合わせる。

 2R、ダウンを奪われたKANAはプレスを強めんとするが、タウンセンドのガードは固く、前蹴り・左ミドルも依然飛んでくる。KANAもガードを固めて距離を詰め、ジャブ・左ボディと攻撃を集める。タウンセンドの前蹴り・ミドルが変わらず飛んでくるが、KANAはステップを踏み、上体を振りながらステップインのタイミングをうかがう。ボディフックから切り崩さんとするKANA。

 3R、開始からダウンを狙うかのKANAだが、タウンセンドはこれを前蹴り、左インローでストップせんとする。KANAは右フックを顔・ボディと打ち分け、距離が詰まると左右ボディフックでタウンセンドをコーナーに追い込み攻め立てる。劣勢のタウンセンドだが、クリンチ、ハイキックを返すなどダウンは免れる。

 ロープ際から逃れられないタウンセンド。前蹴りでKANAを遠ざけんとするするが、KANAはこれをかいくぐってロー、フックでタウンセンドを襲う。KANAは最後までボディフック、ボディへのヒザ、右フックと猛攻して終える。判定は29-28、28-28、28-28の1-0でタウンセンドに1票入るもドロー。延長戦に突入となる。

 延長R、ロープ・コーナー際から出られないタウンセンドに、KANAは上下のフック打ち、胴回し回転蹴りと本戦の勢いを落とさずに攻める。馬力を発揮し、KANAはタウンセンドをコーナーに追い詰め、ボディから顔とフックを走らせる。前蹴りで距離を取られるとロー、近づくとボディフックでタウンセンドを攻めるKANA。KANAは一向に下がらず、ボディフックからハイキック、バックブローとタウンセンドを襲って終了する。判定は3者10-9でKANA。初回にダウンを奪われたところから追い上げ、逆転で防衛を果たした。

KANAのコメント
「平日の中、応援に来て頂いて本当にありがとうございました。今回、有限実行ができなかったのが本当に心残りです。しっかりプロとして、チャンピオンとしての仕事ができるように頑張ります。応援ありがとうございました」

■試合後のKANA選手のコメント
「(試合を振り返って?)課題としてきたことを、また課題としてしまって…同じことを繰り返してしまった感じですね。(対戦相手の印象は?)予想していたとおり引き出しも多くて。自分の好きにさせてくれないうまさがあって。その技術とキャリアの壁を乗り越えられなかったですね。(今後の目標は?)リングの上で出せることがいまのすべてなので、しっかりやり直します。(1Rのダウンの影響は?)合わせられて倒れちゃった感じで、効いたりはしなかったんで。本当にドンピシャのタイミングでカウンターを合わせられました。焦りもなく、逆にちょっと焦ってペースを上げないといけなかったかなっていうのはありますね。(最後まで手も足も出てきてやりづらかった?)そうですね。やりたい距離で入ろうとしたら足で止められてというまさがあって。なかなか、ずっと思うように戦えなかったっていうのがありますね。

(理想はどういう戦い方だった?)足を使って入らせないという向こうの対策にまんまと引っかかっちゃって。自分も『(攻撃を)当てられない、当てられない』となっちゃって、どんどん相手のペースに巻き込まれた感じです。もっと距離を外して、向こうのやりたいうようにさせないことが理想的だったのかなと思いましたね。ダウンを取られて、自分もいかなきゃっていうのが頭にありすぎて。(タウンセンドが)凄い強い攻撃でもなかったので、いけたのかなと思いますね。(延長Rについては?)3Rに相手が手数が出ないくらい動き続けて、最低でも延長にもつれこもうという考えだったので。延長があると思ってやりました。(8月の名古屋に向けて意気込みは?)しっかり倒さなきゃあとはないと思うので、倒します」

■試合後のキム・タウンセンド選手のコメント
「(試合を振り返って?)楽しかった。とてもハイペースで疲れる試合だったんですけど、彼女はいい選手だと思う。(対戦相手の印象は?)とてもスピードがあって手数も多く、ガンガン前に出てくる強い選手だった。(今後の目標は?)次回戻ってくるときには体力つけて。ムエタイのクセが出ないように、もっとK-1ルールの練習をしっかりして出たい。(1Rのカウンターのパンチは狙っていた?)私は基本的に蹴り主体だけど、今回のパンチはラッキーでダウンを取れたのでよかったと思います」

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動画

試合情報

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大会名
2018年5月17日(木)Krush.88
日程
2018年05月17日(木)
会場
後楽園ホール
選手
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