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試合結果

メインイベント(第10試合)◎Krush -63kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R

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試合レビュー

 3度目の防衛戦で最恐の敵、“ムエタイ大魔神”ゴンナパーを迎える王者・佐々木。“叩き上げのテクニシャン”として意地を見せ、王座の死守はなるか。

 1R、ゴンナパーは開始からやる気を見せて佐々木に向かい、さっそく得意の左ミドルを浴びせていく。佐々木はゴンナパーの左ミドルをスウェーでかわしつつ右インローを返す。ゴンナパーは左ミドルのフェイントから左ストレートも佐々木に打ち込む。ゴンナパーは右サイドキック、右フック、左ストレートも放って意識を散らし、左ミドルで佐々木の腕をとらえる。そしてガードの間を抜くように左ストレートを当てて佐々木をのけぞらせる。

 2R、ゴンナパーは左ミドルだけでなく右フック、左ストレートも強振して佐々木に迫る。左ミドルを当てながら佐々木をロープに追い詰め、右ボディフック、さらに左ミドル。佐々木もジャブ・ストレート、ローと返すがゴンナパーは止まらない。佐々木はロープを背にガードでゴンナパーのパンチを弾く。よく見て何かを狙っているか。しかしゴンナパーの左ストレートに佐々木はヨロめく。右ストレートを伸ばす佐々木だが、ゴンナパーは当てさせずに左ミドルを打ち込む。

 3R、ゴンナパーは左ミドルを当てていき、佐々木の左フックに対し上からかぶせる形で右フックを当てヨロめかせる。さらに佐々木の右フックに同じタイミングで右フックを当て、これで佐々木をダウンさせる。

 立ち上がった佐々木は左ミドルを腕で受けた直後にフックを振り返すが、ゴンナパーは当てさせない。佐々木はダメージで動きが緩慢になってきて左ミドルを腕で受けてしまう。しかしゴンナパーはやや攻め疲れが見られ、佐々木は底力を見せ右ストレート、左フックで追う。だがゴンナパーは打ち合いを避け、佐々木のスイングフックも見切って当てさせず、左ミドルを返して試合を終える。

 判定は30-26、30-26、30-26の3-0でゴンナパー。タイ人ファイター初のKrush王者に輝いた。

ゴンナパーのマイク
「ゴンナパー・ウィラサクレックです。今とても気分がいい。次はK-1のチャンピオンである卜部功也と対戦したい。また一度負けているウェイ・ルイとも戦いたい。応援に来てくれたみなさん、ありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします」

■試合後のゴンナパー・ウィラサクレック選手のコメント
「(試合を振り返って?)勝ててとてもうれしいよ。ずっとKrushのチャンピオンになりたくて、それが叶ったからね。(対戦相手の印象は?)いい選手なのは分かった。パンチもあってタフで。もしかしたらタイ人と戦ったのは初めてだったのかもしれないけどね。(今後の目標は?)この階級だったら誰が来ても大丈夫。強いて言うならK-1のチャンピオンである卜部功也と戦いたい。(左のローを使わなかった理由は?)これはプランのうちで、ローを打てばパンチをもらうんじゃないかと思ったからだね。(佐々木の攻撃でイヤだったのは?)強いていうならパンチだね。そこは警戒していたよ」

■試合後の佐々木大蔵選手のコメント
「(試合を振り返って?)ゴンナパー選手は強かったです、それだけです。リズムというかペースにちょっと引き込まれたかなと思います。(対戦相手の印象は?)相当、自分の中で最強だと思い描いていましたが、ミドルとかをもらってみて……。負けて言うことじゃないですけど、同じ人間だなと思いました。(今後の目標は?)こうリングで戦っていて、結果は負けましたけど、会場の雰囲気は凄く盛り上がってたなと思うし。あらためてKrush、このリングに立てる幸せを感じつつ、またそれを体感したいなと思いました。観客の人に支えてもらうって、力をいただいたので、みなさんにお返しできればなと。(相手の攻撃については?)カウンターもそうなんですけど、もらわないようにと思ってたんですけど、伸びてくるというか。でも、戦って自分の中で得たものがあったので、今後の糧にして『佐々木大蔵変わったな、おもしろい試合するようになったな』と思われるように、成長を見せていきたいです」

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試合情報

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大会名
2018年4月22日(日)Krush.87
日程
2018年04月22日(日)
会場
後楽園ホール
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