match result
試合結果
ダブルメインイベント第1試合(第7試合)/ 【株式会社ランドハウジング Presents】 Krush -60kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R
- 所属ジム
- team ALL-WIN
- K-1ジム総本部チームペガサス
- 戦歴
- 14戦 10勝(6KO) 4敗 0分
- 36戦 25勝(7KO) 11敗 0分
- 生年月日
- 1997.9.9
- 1986.4.10
- 身長・体重
- 174cm ・ 0.0kg
- 172cm ・ 0.0kg
- ファイトスタイル
- オーソドックス
- オーソドックス
- 出身地
- 兵庫県姫路市
- 神奈川県秦野市
review
試合レビュー
1R、安保は軽快にステップを踏み、ジャブ、右ローと放つも、打ち終わりにすぐ移動する。これを追う郷州だが、安保は右ストレートを打ち込む。郷州のローとフックを空振りさせ、そこへ右ストレート、左ボディフックと入れる安保。郷州がショートフックを打ち込んでも安保はフットワークを止めずその後の追撃を浴びない。だが、郷州もロープ・コーナーに追い詰め右ショートフック。そしてさらに安保を追っていく。ロープに詰めたところで安保に左フックを打ち込む郷州。しかし安保はジャブを入れて郷州から距離を取る。
2R、スピードで上回り察知が早い安保は横蹴り、右ローと先手で郷州を攻める。郷州も右ローを返すが、安保の右ローがより強く郷州をとらえる。郷州のパンチを安保は堅固なガードで防いで当てさせない。そして依然ステップを止めることなく右ミドル、左ローと郷州に入れる。だが、郷州はジャブで顔を紅潮させられながら、安保を追って出て右ストレートを決める。だが、安保も右ロー、左ローと決め郷州の足を止める。
3R、郷州は距離を詰めて行き、右フックで安保をとらえる。しかし安保はパンチの回転力で上回り、連係して右ローキック。そこからフットワークを駆使した動きに戻り、左ミドルで郷州のわき腹をとらえる。これが効いても郷州は前に出て右ストレートをヒット。だが、安保はフットワークして連続でビッグヒットを許さない。
距離を開けると郷州が来るところを右ストレートのカウンターで狙い打つ。郷州が右ストレートを決めると安保はワンツースリーと連打で倍以上に返す。それでも郷州は前に出て、安保のヒザに左ストレートを合わせると、これに安保は尻もちをついたように倒れダウンを宣せられる。安保が立ったところで終了のゴングが鳴らされる。判定は29-27(郷州)、29-28(安保)、29-28(郷州)の2-1で郷州。涙の王座戴冠を果たした。
郷州のマイク
「今日は耳が聞こえない子どもたちも来ているので手話通訳者をお願いしたいんですけど(通訳の方がリングに来た後で)どうも、こんばんは。第6代Krush-60kgのチャンピオン、郷州です。私は耳が聞こえません。聞こえない人でチャンピオンになった人は自分が初めてです。聞こえない子どもたちを招待しているんですけど、ちゃんと見ていてくれたかな。自分も小さい時に聞こえないからどうせ無理なんだなって考えることが多かったんですけど、聞こえない子どもたちに自分の姿を見せて、聞こえなくても、健常者の世界でも1番に、チャンピオンになれることを証明できて本当によかったです。聞こえなくてもできるんだなって思って、努力して結果を出してほしいです。
私はここで終わりじゃありません。これからも夢を追い続けて頑張ります。みんなも、聞こえない子どもたちも夢に向かった頑張っていけたら嬉しいです。勤め先の社長、社員の方々にサポートして頂いてこのベルトを獲ることができました。中学の時から支えて頂いている社長も本当にありがとうございます。妻のお兄さんも、チーム・ペガサスのみんなも対策を練って頂いて、自分のために本当に感謝しています。たくさんの方々に支えて頂いてありがとうございます。
私はここで終わりではないので、Krushのベルトの価値を高めることはもちろんですけど、来年3月のスーパーアリーナでさらに高めた自分をお見せしたいので応援よろしくお願いします。チャンピオンになったら奥さんをお姫様抱っこしてほしいと言われていたので、よろしいでしょうか」
■試合後の郷州征宜選手のコメント
「(試合を振り返って?)今回、凄くたくさんの方が応援してくれて。このベルトが取れたのはみなさんのお陰だと痛感しています。結果が出せてよかったです、ありがとうございます。(ベルトを巻いた感想は?)29戦やってきて、王座戦も3度目なんですが、いままでの戦いはこのときのためだなって思えてよかったです。(安保選手とは二度目の対戦だったが?)スピードが速くてやりにくかったですけど、梶原代表をはじめ、安保選手の動画を見て対策を考えてくれて。本当にみんなのお陰です。
(どんな王者になりたい?)もちろん、Krushのベルトの価値を上げていきたいです。来年の3月、K-1のリングで自分の成長した姿を見せたいと思っています。(ファンへのメッセージを)聴こえない子どもたちに自分がKrushのチャンピオンになれると証明できて本当によかったです。僕も夢や希望に向かってがんばるので、聴こえない子どもたちにもがんばってほしいです。これからも応援よろしくお願いします」
■試合後の安保璃紅選手のコメント
「(試合を振り返って?)悔しいです、以上です。(相手の印象は?)一回やって、強いっていうのはわかってたんですけど、最後に油断しました。(今後の目標は?)また、やり直します」
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