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試合結果
セミファイナル(第8試合)/第5代Krush -65kg王座決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R
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試合レビュー
1R、181㎝と長身の松下は上背を活かして間合いを詰めると、小宮のボディにヒザ蹴りを集める。小宮が足を滑らせ転倒すると、松下は強気に上から見下ろす。両者は接近した距離で試合を展開し、小宮はボディストレート、右アッパーとパンチを打ち分ける。そして松下の顔にヒザも突き上げる。松下ははヒザを中心に応戦。小宮はしかしパンチの回転で上回り、右ローキックも松下に効かせる。
2R、小宮は松下が体を寄せてくると横にズラしてプレッシャーを正面で受けない。松下はヒザとショートパンチを繋いで攻めるが、小宮は近距離でのパンチに長けており、アッパー、フック、右クロスと見舞い、さらにハイキック、ローも織り交ぜる。しかし小宮には手で松下の頭部を引き下げる行為が見られ、レフェリーから注意を受ける。
3R、開始から前に出た小宮は松下を下がらせ、距離ができると右ストレート、ミドルを浴びせる。松下も押し返してヒザとパンチで応戦。両者、3Rは互いに押し合う展開となる。細かな連打からローで印象を高める小宮だが、松下も打ち下ろしの右ストレートで対抗する。小宮が押し勝っていくが、松下もヒザ蹴りを返す。
判定は30-29、29-29、29-28の2-0で小宮。新鋭・松下を振り切り、中澤との決勝戦を決めた。
■試合後の小宮由紀博選手のコメント
「(試合の感想は?)練習どおりですね。ただ、タイトル獲るために絶対に落とせない試合で、なおかつ(松下大紀選手が)凄く勢いのある選手だとわかっていたので。この試合が自分の中で、一番の勝負どころだと思ってました。しっかり、チームみんなでクリアできたのでよかったと思います。
(トーナメント決勝の相手である中澤純選手については?)中澤選手とはやりたかったので。前にほかの団体で話をもらったことがあるんですけど、タイミング悪くてできなかったので。(Krushのベルトが賭かっていることについては?)KrushのベルトはK-1出るための切符っていうふうに会見で言わせてもらったんですけど、そのとおりだと思ってます。でも、次の試合がベルトにふさわしい最高の試合になるように。中澤選手とだったらいい試合ができると思うので、おもいきりやりたいと思います」
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