match result
試合結果
ダブルメインイベント第2試合(第10試合)◎第4代Krush -63kg王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R
- 所属ジム
- K-1ジム総本部チームペガサス
- K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST
- 戦歴
- 14戦 10勝(5KO) 4敗 0分
- 55戦 34勝(8KO) 20敗 1分
- 生年月日
- 1998.6.27
- 1990.11.20
- 身長・体重
- 173cm ・ 0.0kg
- 173cm ・ 65.0kg
- ファイトスタイル
- オーソドックス
- オーソドックス
- 出身地
- 東京都足立区
- 東京都町田市
review
試合レビュー
1R、ガード固める佐々木に平本はジャブから右ロー、左フックから右ローと先手で攻める。佐々木は左脚を蹴られるもガードの後ろからしっかり平本を見据える。そして左フック、左ジャブ、右ストレートとリターンして平本をとらえる。やや鼻を赤くした平本だが、佐々木の周囲をフットワークで回り、ジャブ、左右の連打、右ローと攻める。佐々木もガードからジャブ、ローと攻撃を返していく。しかし平本は左右4連打からローと先手でせめて手数で上回る。
2R、平本はジャブから左ボディフック、そしてそこから怒涛の左右連打で迫るが、佐々木はガードを堅固に保ち、左ミドル、右ロー、左フック、右ストレートと返す。平本はジャブから左右フックにアッパーを交えてパンチテクニックを見せ、佐々木の前進をフットワークでかわす。だが、佐々木のガードから打ち返す左フック、右ストレートも手数は劣るが平本をとらえ始める。
平本も左右ストレートを連打で放つが、佐々木は右クロス、左フックで平本をとらえ下がらせて前に出る。平本の顔が下がると佐々木はヒザを突き上げる。平本はパンチを返すものの、パワーが落ちて感じられる。
3R、佐々木は右ストレート、右クロスとヒットさせパンチの精度を上げていく。打ち返す平本だが、そこへ佐々木が放つパンチを当てられてしまう。左ミドルも打ち込む佐々木は左フック、右ストレートと徐々にヒットが目立ち平本を下がらせていく。
右・左とストレートを飛ばす平本だが、佐々木は堅固なガードを変えておらず、平本のパンチを弾いて下がらない。佐々木はパンチの中にも左ミドルを忘れず、平本の左ボディもよく見てエルボーブロックで防御する。バックステップとガードを使い分け平本の攻撃をクリーンヒットさせない佐々木。プッシングで平本を下がらせ、右ストレート、右クロスで佐々木が攻めて終了。
判定は29-28、29-29、29-28の2-0で佐々木。勝利と王座奪取が決すると、セコンドについた山崎秀晃が佐々木を肩車で抱え上げて祝福した。
佐々木 第4代-63㎏級王者の佐々木大蔵です。セコンドについてくれた秀さんの次にこのベルトを巻けて嬉しいです。重みを感じます。僕は格闘技はいじめに出会って始めて、チャンピオンとかは思わず、強くなりたい一心でしたが、前田先生に「強くなろう」って言われて、先輩がプロになればプロになりたい、チャンピオンになればチャンピオンになりたい、そうやって追いかけて、夢を抱いてここまで来ました。本当に続けてこられてよかったですチームドラゴンじゃなかったらこのベルトは巻くことができませんでした。この機会を逃したらやめようと思って臨みましたが、また夢ができました。龍児さん、トーマス選手、秀さんが輝かしたベルトをさらに輝かしたい。泣き虫ですけど、これからは堂々とチャンピオンとして取り組んでいくので、今後とも佐々木大蔵とチームドラゴンをよろしくお願いします」
■試合後の佐々木大蔵選手のコメント
「(ベルトを獲った感想は?)とうとう来たなという思いと、やっぱり重たいなという思いでいっぱいですね。とにかく、うれしいの一言です。(試合の感想は?)本当に必死で、獲りたいという、ただそれだけの気持ちで。練習してきたことを信じて、仲間を信じて戦いました。試合のことはあんまり覚えてないですね。あとで映像を確認したいと思います。(ペースをつかんだのは2R?)1Rのファーストコンタクトで、相手に思っていた以上のものが正直なくて。それは秀さん(山崎秀晃)とスパーリングを積み重ねてきたおかげだと思います。1R最初から相手の攻撃が見えていたので、凄く冷静だったかなと思います。(ローのカットについては?)今後の課題としてローのカットを。ローにストレートを合わせようと思ったんですけど、相手がちょっと速くて、テンポが遅かったですね。(トーナメントの中で成長した部分は?)1回戦がドン底だったのが、この3試合を経て、ベルトを巻いてることで力を証明できたと思います。(今回の応援団は?)220人が来てくれました。それが一番の力になりました。試合前からメッセージくれたり、泣きそうになるというか。でも、ベルトを巻いて感謝の意を伝えたいというのが最優先だったので。(もう一つ上のベルトについては?)K-1という声もあると思うんですけど、まず何よりも大先輩である秀さんが巻いていたベルトを、さらに輝かせたいという思いがあります。このベルトの価値を高めたいです。(ここまで長かった?)長かったです。このト―ナメントでベルトを巻くことができなければ、もう巻けないという思いがあって。この先、格闘技を続けていくかどうか、そういう考えも頭の中にあったので、そういう部分で覚悟をもって、試合ができたトーナメントだと思います」
■試合後の平本蓮選手のコメント
「(試合の感想は?)実力不足です。(相手の印象は?)試合しながら絶対負けないと思ってたんですけど、大蔵くんも気持ちが強くて、実力で負けました。(試合で予想と違ったことは?)いや、とくにないです。相手も勝ちあがってきたので、簡単には勝てないと思ってました。最後は気持ちの勝負だと思ったんですけど。また、がんばっていきたいと思います。(判定のときに意外な表情に見えたが?)1Rはドローと思って、2Rは追い上げて、3Rは最後いこうと思ったんですけど、大蔵くんも来たので。
延長来るなとも思ったんですけど、ジャッジが決めた判定なので疑問はないです。(自分のラッシュについては?)手ごたえあったので。あとは向こうがアセって仕掛けてくると思ったので、そこに右ストレート合わせようとしたんですけど、それができなかったのは実力不足です。(試合の鍵になったのは?)やっぱり、気持ちだと思います。とにかく、勝とうと思ったんですけど。また、地に足つけて最初からがんばっていこうと思います。(今後の目標は?)イチから全部、技術も精神面も鍛え直して。こういう言い方はかっこわるいですけど、僕はまだ可能性を秘めていると思うので。ここからスタートだと思って、新たにがんばろうと思います。(試合後の龍児さんの言葉は?)地に足つけて頑張ろうと言われたので。最後、メインをもうちょっと盛り上げられればと思ったんですけど、そこも反省点で。勝てないのが一番の反省点なので、次は絶対にチャンピオンになれるようにがんばっていきたいと思います」
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