match result
試合結果
メインイベント(第9試合)/Krush -70kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R
review
試合レビュー
1R、ピケオーはジャブ、前蹴りと威力のある攻撃で先制し、中島をロープに詰める。しかし中島も右ストレートを返して当て、左インローを打ち込む。ピケオーの攻撃力を十分に警戒し、ガードを固くする中島。右ボディストレート、左インローを入れるのだが、ピケオーは下がらない。中島が決めたカウンターの右ストレートに一瞬止まり、驚いたような表情を見せたピケオーだが、すぐ自身も右ストレートを当て返し、跳躍力を見せる跳びヒザを中島に見舞う。しかし中島は冷静さを失わず、ガードを緩めない。しかしラウンド終了直前にピケオーが顔面前蹴りからパンチでラッシュを掛けダウンを奪う。
2R、ピケオーはダウンで自信を深めたか、より前に来るようになり、ハイキック・顔面を狙ったヒザと中島を攻める。中島もガードを固めつつ右ハイキック、右フックを振るうが、ピケオーは下がらずプレッシャーは落ちない。しかし中島はラウンド最後にピケオーをコーナーに追い詰めハイキックで頭部を狙う。だが、これはピケオーにかわされ逆にハイキックを返される(中島も当てさせない)。
3R、中島は跳びヒザ、右ハイキックと攻撃に力を込めるが、ピケオーも左右フックからハイキックと打撃の交換に応じ、中島を削らんとするかボディフックをコンビネーションに織り込む。ピケオーが前に来るところに右フックを打ち込む中島だが、ピケオーはやはり下がらない。左右フックから左ハイキック、顔への右ヒザと危険な攻撃で中島を襲う。接近戦からピケオーを押し離し右ハイキックを狙った中島だが、これはすんでのところでかわされ、両者左右フックを中心に打ち合う中、試合終了となる。
判定は30-28、30-26、30-26の3-0でピケオー。第4代王者となると、昨日誕生日だったマイク会長、セコンド陣と戴冠を喜んだ。
■試合後のジョーダン・ピケオーのコメント
「まずKrushのチャンピオンになることが出来て本当にうれしいよ。今回の反省点としては自分自身にプレッシャーをかけすぎて、そのせいで眠れないこともあったんだ。なんとか体調をキープすることに専念して、それで勝つことが出来たから、結果的にはよかったんだけどね。試合内容に関しては1R終盤にダウンを取ることが出来て、そのまま試合が終わると思ったけど、1Rのインターバルで中島はダメージが回復したんだと思う。それで2R以降に盛り返してきたので、もっと早い段階で倒すべきだったと思う。
(中島の印象は?)自分が見た試合よりもレベルが上がっていると思っていたから、そこは予想通りだったね。1Rは彼がローを蹴ってきたけど、それに対する練習もやってきたので、ちゃんと対応できたと思う。また彼のハードなパンチをもらっちゃったけど、練習でそういうパンチをもらっているから大丈夫だったよ。本当に中島はいい選手だったと思う。
(Krushのベルトを巻いた心境は?)Krushは日本で初めて試合をする機会をくれたイベントだから、そのイベントのベルトを獲ることが出来て本当にうれしい。(今後の目標は?)これから5年~10年とKrushのチャンピオンで居続けたいけど、それはどんな対戦相手と戦うかにもよるかな。とにかくまた日本に戻ってくる機会をもらえたら、そこでみんなにいい試合を見せるよ」
■試合後の中島弘貴のコメント
「パンチには気を付けていたんですけど、ダウンしちゃったという感じで…。パンチや圧力が強いのは想定内だったんですけど、ダウンが響いちゃいましたね。最初はローを蹴ってパンチをまとめるつもりだったんですけど。(思うような試合にはならなかった?)そうですね。(ピケオーの印象は)普通に強かったっす。
(具体的に差は感じた?)全体的に、ですね。負けちゃったんで。(最後に手数で上回られたが)ちょっと自分の近距離(の技術)がダメでした。(今後については?)今日勝たないと生き残れないと思っていたのに負けちゃったんで、次のことは分からないです」
gallery
ギャラリー
movie
動画
試合情報
- BRAND
- 大会名
- 2016年4月10日(日)Krush.65
- 日程
- 2016年04月10日(日)
- 会場
- 後楽園ホール
- 選手