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試合結果
セミファイナル(第8試合)/Krush -67kg次期挑戦者決定戦/3分3R・延長1R
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試合レビュー
3月に目の前でベルトを獲ることが出来ず、悔しい想いをしている渡部は「Krushのベルトが欲しいという想いがかなり強くなった。必ずベルトまで辿り着く」と王座奪取に闘志を燃やす。
対する塚越もこれまで何度かタイトルに絡むチャンスがあったものの、いずれもベルトには手が届かず。「今回が本当の意味でのラストだと思うので、覚悟を決めて試合をします」とこのチャンスにすべてをかけている。
1R、サウスポーの渡部がインローと左ミドル、塚越はジャブ・右フックを返す。前に出る渡部が左ストレートと左ハイキック、塚越もそこに左フックを返す。ジャブで距離を測る塚越。前に出る渡部はバックブローと左ストレートで突進し、塚越をロープまで下がらせる。一旦、距離を取る塚越はジャブと右の前蹴り。渡部は左ストレートで前に出ていく。
2R、渡部が左ミドルと左ストレート、バックブローを繰り出して前に出る。塚越も左フックから右ストレート、右ハイ。ジャブで距離を取りながらヒザ蹴りを突き刺す。塚越はジャブで渡部の前進を止めてヒザ蹴りからラッシュ。パンチとヒザ蹴りで猛攻し、右ストレート、左フック、右ストレートでダウンを奪う。再開後、前に出る渡部だが、塚越はパンチとヒザ蹴りとボディを攻め、左右のフックを叩き込む。
3R、前蹴りからパンチで前に出る渡部。塚越もパンチを返して打ち合う。激しい打ち合いの中、左ハイ・左ストレートを当てた渡部が離れ際の左ハイ。これでダウンを奪い返す。再開後、塚越も左右のフックとヒザ蹴りで猛反撃。渡部をロープに詰めてパンチとヒザ蹴りを連打するが、残り30秒、渡部が左ストレートを当てると再び左ハイキック。これで2度目のダウンを奪う。再開後、すぐにパンチで襲いかかる塚越だったが、渡部も退かずに打ち合い、試合終了のゴングが鳴った。
判定は3Rにダウンを奪い返した渡部の逆転勝利。大激戦の末、渡部が王者・牧平への挑戦権を勝ち取った。試合後、王者・牧平がベルトと共にリングに上がり、両者が来年1月大会でのタイトルマッチへ向けて意気込みを語った。
「ものすごく熱い試合でした。どっちが強いかはっきりつけましょう」(牧平)
「こういう結果になると思っていたけど、予想以上に強くてやばかったです。今日は力み過ぎたけど、次はチャンピオンと再戦ということで必ずベルトを巻きます。2016年のKrushは俺から始まります」(渡部)
■試合後の渡辺太基選手のコメント
「(試合を振り返って?)ちょっと力みすぎたし、ちょっと見すぎちゃったかなって。疲れましたね、凄く。もっと最初からガチャガチャなるかなって思ったんですけど、意外と距離取って戦ってきたんで。自分がエンジンかかる前に向こうが来たので疲れましたね。(逆転勝ちですが?)そうですね。あのままじゃ負けると思って。まさか、自分がパンチでダウンするとは思わなくて。でも、あきらめるなって周りからも言われて、絶対にチャンスあるって、自分自身にも言い聞かせて。で、最後ダウン取って、なんとか勝ったんですけど。まあ、今回の課題というか、やっぱりKOするっていうのがあるので、それがクリアできなかったので残念です。でも、1月につなげたので、とりあえずはよかったです。(隣に因縁の相手が来ましたが?)いま、終わったばかりなんで何も思わないですけど、もうちょいしたら気持ちを切り替えて、倒しにいきます。前回、ああいうかたちでドローだったんで、次はおもいっきりブッ倒したいですね」
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