与座優貴、元ONE王者ペッダムにKO宣言「勝ちますではなく破壊します」=9.29代々木
与座は、今年3月のRISEとの対抗戦で中村寛と対戦も、後ろ蹴りが急所に入ったアクシデントが発生し、途中までの判定となり勝利。続く7月のゴンナパー・ウィラサクレックとの新旧王者対決は、1RKO勝ちで強さを証明したばかりだ。
ペッダムは、ルンピニースタジアム認定バンタム級王座とWBCムエタイ世界フェザー級王座をそれぞれ獲得し、TOYOTAマラソントーナメント・フェザー級でも優勝。2018年からONEに参戦し3試合連続で勝利を収め、19年5月にエリアス・マムーディを破り、初代ONEキックボクシング・フライ級(-61kg)王者となった。8月にイリアス・エナッシと対戦して王座を失うも、20年1月にMOMOTAROから判定勝利。20年7月にロッタン・ジットムアンノンと対戦し、21年9月に内藤大樹と激闘を繰り広げた。
「ペッダム選手は、世界的にも名前が売れている選手なので、そこで前回のようないい勝ち方ができれば、より自分の価値が上がっていくと思うのでシンプルに楽しみです」
――前回のゴンナパー戦は、見事なKO勝利でした。
「苦戦する想定の練習をしてきたので、その準備があったからこそ、圧倒的な勝ち方ができたと思います。自分が思っていたよりも、いい勝ち方ができました」
――その勢いの中での今回です。
「ゴンナパー選手を倒すことが最後にやるべきことだと思っていましたので、あの勝ち方をして今後どうしようかなという時に、最高の相手が来たなと思いました。ただ、もっともっと上を見ているので、ここもいい勝ち方したいです」
――オファーがきた時は、どんな気持ちだったのでしょうか。
「何人か対戦リストがある中で、ペッダム・ペッティンディーアカデミーの名前を見た時はテンションがあがり、即決しました。まさかK-1に、そっち(ONE)でやっている選手が来るとは思っていなかったので、シンプルにどのくらい強いのか興味があります」
――ペッダム選手のロッタン戦は見ましたか?
「はい、でもヒジ打ちがないとまた展開も変わってくるので。持っている技術は世界トップなので楽しみですね」
「勝ちに徹すれば普通に勝てると思っていますが、自分が求めているのはそこではないです。いかに派手に倒すか、圧倒的に勝つことを考えた時に、ペッダム選手のテクニックは厄介なものになると思っています。自分自身にかける期待値をどこまで越えられるかが楽しみです」
――今回はラスボス降臨ですか。
「自分自身がやってきたキャリアの中で過去の最強の相手だと思うので、ラスボスですね」
――ペッダム選手はONEを背負うことになると思います。
「その相手に勝って、K-1ファンに喜んでもらいたいですね。ONEの元王者に勝つことで自信になるし、名前も上がると思っています」
――試合まで、どんなことをテーマに練習していますか。
「アスリートとして意識を上げていかなければいけないと思っています。主に節制やケアですね。これまでは勢いで乗り越えていたので、これからはケアもしっかりして、アスリートとして進化したいと思っています」
――最近は、壊す戦い方を意識していると言われていますね。
「今までは絶対に負けないスタイルで、1発蹴られたら2発返すようにやっていたんですけど、ゴンナパー戦から壊すというテーマに変えてきて、その成果がこの前の試合で出て、倒し方、壊し方が掴めてきました。テーマの置き方、変え方がはまっているので、より突き詰めてやっています」
――ペッダム選手も壊せる?
「はい、一つではなくいくつか壊せる技があります。前回の試合で浮かれているとか調子に乗っているわけではなくて、自信があります。これまでタイトルマッチとかプレッシャーで押し潰されそうなこともありましたけど、今は楽しみしかないです。自信とワクワク、それしかないです」
――最後にペッダム戦へ向けて意気込みをお願いします。
「求められているのは内容だけなので、前回以上の圧倒的な試合をして勝ちたいと思いますので楽しみにしていてください。勝ちますではなく破壊します」