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「Krush.164」8.18(日)後楽園<インタビュー>加藤港「やっぱり僕が求められてるのはKOだと思うので、倒したいですね。あと、自分でも競って勝った記憶があんまりないので、勝つなら自分のパターンにハメてワンサイドで、というイメージはあります」

818日(日)後楽園ホールで開催される「Krush.164」の[Krushライト級/33R・延長1R]に出場する加藤港選手のインタビューを公開!
 
 
 
 
 
──加藤選手って、特に最近はKrushへの参戦は断続的になってますよね。まず2016年まではコンスタントに試合をされていましたが、20215月まで、4年ほど空きました。これは?
 
加藤 ここは、引退してたんですよ。
 
──そうだったんですか。
 
加藤 はい、公には言ってないんですけど。仕事の関係と、あと一番は、実力的にちょっと限界を感じて。
 
──そこから、2021年に戻ってきたのはどういう理由だったんですか?
 
加藤 その前ぐらいの時期に、トップクラスの格闘家の人たちが、YouTubeをやり始めたんですよ。自分はそれを全部見てて、「ああ、こういうことを考えてやってるんだ」と思ってたら、「今やったら勝てる気がするな」と思って。それが理由ですね(笑)。
 
──それはすごい(笑)。それで復帰戦でKO勝利して、その年にもう1勝しましたが、そこからBigbangに参戦して、Krushはまた2年半ぐらい空きました。
 
加藤 スケジュール的にBigbangさんの方が出やすかったというのもあって、タイトルマッチもやらせてもらって、111分けでした。
 
──そして今年の5月、また久々のKrushでは斉藤雄太選手に1RKO勝ちと、リングに戻ってきてからは、戦績がいいですよね。これがYouTubeを見ていた成果ということですか?
 
加藤 それもあるにはあるんですけど(笑)、体の使い方とか競技のこととかにすごく詳しい人が周りにいて、その人に教えてもらうようになってから調子いいですね。ジムとは別の繋がりがあった人なんですけど。
 
──そうなんですね。
 
加藤 僕ってたぶん、正しい知識があったらそのまま実践できるタイプなんですよ。それまでは知らなかったことが多かったので、教えてもらったことでどんどんよくなってきました。
 
──では、前回のKOもそのおかげということですか。
 
加藤 あの試合は、何も考えずにやってみようかなと思ったんですよ。相手が効きすぎて、自分でも、本当にビックリしました(笑)。
 
──すごい倒れ方でしたもんね。
 
加藤 はい。戦い方も打ち方も変えたら、「こんなに強いんだ!」「こんなに効くんだ!」と思いました。この先も自分で楽しみです。
 
──というところで今回は、ライト級で西京選手との対戦です。印象だったり、警戒しなきゃという点は?
 
加藤 本当に強いですよね。ライト級は選手層が厚いと思うんですけど、その中でも頭一つ抜けて強いと思います。やっぱり子供の頃からやってるからうまいですし、あとはやってみなきゃ分からない強さがあるのかなと思います。
 
──西京選手も一度はリングを離れて、スタイルも見つめ直したという話がありました。そのあたりの変化については?
 
加藤 いや、ブランクの影響はほとんどないと思ってます。たぶん、パンチで攻撃的にっていうことなんでしょうけど、もう10何年やって染みついたスタイルは抜けづらいと思うので、そこまで大きな変化はないかなと思います。クセとかはそんなに簡単に抜けないでしょうし。
 
──どういう戦いをして、どう勝ちたいですか?
 
加藤 やっぱり僕が求められてるのはKOだと思うので、倒したいですね。あと、自分でも競って勝った記憶があんまりないので、勝つなら自分のパターンにハメてワンサイドで、というイメージはありますね。
 
──元Krush王者でもありますし、名前がある相手ですよね。ここで勝ってその先に……というものはありますか?
 
加藤 先のことを考えると、試合中にちょっとおかしくなっちゃうので。今回、本当に強い西京選手と戦うことが決まってから、1ヵ月ぐらいでしたけど、本当に普通じゃありえないぐらいに強くなったんですよ。この試合でそれを出して、西京選手に勝ちたいです。
 
──普通じゃありえないぐらい強くなったというのは?
 
加藤 (笑)。同レベルとか、「ちょっと勝てそう」ぐらいの相手だったらそうでもなかったと思うんですけど、西京選手は本当に強いので、自分も2段階ぐらい強くなれたと思います。
 
──それはモチベーションの問題?
 
加藤 いや、歳も取ったのでモチベーションはそこまで変化してないんですけど……正直、対戦の話をもらった時に、勝てる確率は12割かなと思ったんですよ。だから普通のことをやってたら勝てないので、自分と向き合って弱点をなくして、西京選手の弱いところを突く練習をずっとやってきました。その過程で、「これぐらいでいいや」とならなかったのは大きかったですね。
 
──突き詰められたと。
 
加藤 そうですね。それがあるので、本当に勝ちたいですね。
 
──では最後に、この試合への“決意”を改めて教えていただけますか?
 
加藤 日本トップクラスの西京選手に勝つということだけを考えて生活してきました。たぶん彼はKO負けしたことないと思うので、KOできたら最高だなと思ってます。
 

──分かりました。ありがとうございました!
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