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「Krush.161」5.26(日)後楽園 スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント準決勝、璃久が吠える!「注目度低くてもメインを任されたからには、熱い試合見せんとアカン!」

525日(土)都内にて、開催を明日に控えた東京・後楽園ホール「Krush.161」の前日計量と記者会見が行われた。
 
本戦8試合、プレリミナリー3試合で計22選手が計量に参加し、到着が遅れた美伶を除いて全選手がパス。美伶についても会見の最後に宮田充プロデューサーからパスした旨の報告があり、全選手が無事合格となった。
 
今大会の目玉は、上2試合で行われる【株式会社青山ビジネスコンサルタンツPresents】第5Krushスーパー・ウェルター級王座決定トーナメント準決勝。会見には、メインの第8試合で対戦する藤村大輔と璃久、第7試合で対戦する森田奈男樹と小田尋久の4選手が並び、まずは試合に向けての意気込みを述べた。
 
小田「明日は一番盛り上がる試合を見せて、自分の筋肉と試合で会場を爆発させたいと思います」
 
森田「コンディションもばっちりで、相手選手も調子よさそうなので、明日はいい試合を皆さんにお見せできればなと思ってます」
 
璃久「明日は、藤村さんと2人で初めてのメインなので、もうそこはしっかり、任されたからには、2人で思いっきり殴り合って、倒すか倒されるかで締めたいので、そこは見といてください」
 
藤村「さっき(計量での)フェイス・トゥ・フェイスで、璃久選手もすごくいい顔してたので、僕も最高の準備ができていますので、そこらへんをしっかり見ていただけたらと思います」
 
質疑応答でベルトに対する思いについて問われると、それぞれ以下のように回答。
 
小田「今は正直、ベルトというより、明日の試合のためにどれだけ自分がいいパフォーマンスできるかということを今は一番考えてるので、とにかく明日勝つこと、KOすることを考えてます
 
森田「8月の試合を戦うために、明日は絶対何が何でも勝つという気持ちで挑みます」
 
璃久「もうホンマに、マジでバズるKOで締めたいので、そこだけですね。みんなかけてる思いは一緒やし、みんなベルトを獲りたいし、そんなもん俺だって一番欲しいし、みんなそう思ってここに立ってるんで、やっぱりその気持ちに負けへんように、そりゃあ全員練習してきたし、僕も一番練習してきたんで、まず明日見てほしいですね」
 
藤村「8月に向けて、一応明日の試合は通過点なんですけど、とにかく明日勝たないと何も始まらないので、とりあえず明日しっかり締めたいと思います」
 
璃久には、先ほどのコメントで口にした「バズるKO」について質問が。「バズるような技や倒し方を用意しているのか」と聞かれた璃久は、「でもやっぱり、今回のトーナメントは注目されてないと思うんですよね。僕もそう思うし、今回こうやって宮田さんは僕と藤村さんをメインにしてくれたんやけど、逆に『いいんかな』って俺も思ってもうたし。
でも任されたからには絶対盛り上げなアカンし、会場に来てくれた人たちだけにでも熱いもん見せなあかんし、ABEMAで見てくれた人たちにも1人でも名前を覚えてもらわなアカンし。
それぐらい、全然注目されてない中でも、みんなこの日に向けてやってきたんで、そこは一番自信あるんで、メインにしてもらったんで、誰が何と言っても、一番熱い試合せなアカンから、そこはホンマ覚悟を持って、明日藤村さんとバチバチで、もう全然倒されてもいいし、倒すし、全然もうかかってこいやって感じですね」と、一気にまくし立てた。
 
それに応えて藤村は「メインを任されたからには、自分が何をするべきかっていうのはもう分かってるんで、そんなに多く語ることも(ないかなと)。璃久選手が今言ってくれたんですけど、本当に何をするべきかっていうことを考えて戦いたいと思います」とコメント。
 
小田はカード発表会見でもマッスルを強調したトークを展開していたが、森田は計量で小田のボディを見て、「マッスルだなと思いました」という。一方の小田は「空手やってたっていうのもあって、やっぱり体つきはしっかりしてたなと思います。でも自分の方が負けてないかなと思います。今回、マッスルの仕上がりはバッチリです。新しく『マッスルタンク』というキャッチフレーズをつけてもらったので、その名前に恥じないような戦い方をしたいです」と意気込んだ。
 
続いて、「勝負メシ」を問われると、4人は以下のように回答。
 
小田「僕は毎回、試合の時は祖父母が作ってくれるおはぎを食べてるんですけど、それがある時はもう全部勝ってるので。フランスでの試合の時は食べられなくて、たぶんそれで負けちゃったと思うんですけど、今回は食べたので、絶対勝ちます」
 
森田「自分はいつもリカバリーの時にうどんをよく食べてたんですけど、今回はお米でいこうかなと思います」
 
璃久「僕も小田選手から、あとでおはぎをもらいます」
 
藤村「ずっともう米ですね」
 
小田には「魔裟斗も勝負メシはおはぎだった」というエピソードが投げかけられたが、小田はそのことは知らなかったという。「僕はこのKrushの舞台に立つ前から、プロデビューしてからずっとおはぎを食べてたので」と話し、「あと、璃久選手にはおはぎはあげれないです」と付け加えた。
 
さらに4人には、このトーナメントが大会の目玉となっていることから「Krushというものをどう表現したいか」という質問が出され、これに4人はこう回答した。
 
小田「今回、このトーナメントの中でも僕らがセミで璃久選手と藤村選手がメインって形なんですけど、この二つがちゃんとメインだと僕は思ってるので、Krushの中での倒し合いというのを、この2試合でしっかり見せたいと思います」
 
森田「自分も明日は倒すか倒されるかという気持ちで挑むので、楽しみにしていただければなと思います」
 
璃久「武尊選手のKrushのタイトルマッチを見た時は、全然会場で見たわけじゃないんすけど、YouTubeとかでもやっぱすごかったので、画面越しでも地鳴りじゃないけど、後楽園が揺れてるのが分かるので、やっぱりKrushはそれぐらい熱いもんじゃないとアカンから。客観的に見て、このトーナメントは全然面白くないし、何なら西元選手とかの方がK-1とかでいろんな選手を倒してきて、絶対盛り上がるカードのはずなんですけど、やっぱりトーナメントってのもあってメインにしてもらって、情けないもん絶対見せられへんし、命かけてやってんのは選手全員やし、いろんなもん犠牲にしてやってるから、そこはやっぱりKrushっていう舞台でやるんやったら、壊し愛じゃないけど、もう人生かけて一戦一戦やろうかなって思ってます」
 
藤村「やっぱりKrushのリングでメインをやらせてもらうってことは、自然にKO決着とかそういった展開にはなると、僕は思います」
 
これを受けて宮田プロデューサーからは、「70kgという階級は、世界のプロモーターからも日本人選手のオファーがすごく増えている。77日にはK-170kg世界最強決定トーナメントの王者も決まるし、いろんな外国人も来るし、下半期にその相手として呼ばれることは間違いなくあると思う。いい試合をすれば負けた選手にも海外からのオファーはあるので、世界中のプロモーターが注目していると思って、世界の向こうに届く試合を期待します」とエール。また、大会の当日券は16時から発売されるので、多くのお客さんに来てほしいと呼びかけた。
 
最後に4選手は以下のようにファンへのメッセージを送った。
 
小田「明日は本当にKrushらしい戦い方をして、自分の新しいニックネーム『マッスルタンク』を皆さんに覚えてもらえるように頑張ります。応援よろしくお願いします」
 
森田「コンディションもばっちりで、あとは明日、いつも応援してくださってるファンの皆さんや、自分を知らない方たちにもファンになっていただけるような試合をお見せするので、楽しみにしてください」
 
璃久「ぜひ藤村さん、明日メイン、2人でバチバチ打ち合いましょう!」
 
藤村「明日はKrushらしい試合内容でもちろん会場を盛り上げますし、画面越しでも震えるような試合をやりたいと思います」
 
K-1や世界にダイレクトにつながるスーパー・ウェルター級。その王座を決める8月の決勝戦に駒を進めるのは誰と誰なのか? そして4人はこのトーナメントの評判を爆上げできるような試合を展開してくれるのか? 明日の戦いに注目!
6試合、Krushスーパー・フェザー級で対戦するのは、西元也史と目黒翔大。Krushへの出場はともに昨年11月大会以来半年ぶりだが、西元はKrushでは3連敗中(中国では勝利)、一方の目黒は4連勝中でさらに3月には他団体の王座も獲得して好調と、好対照の状況。まず2人は意気込みをこう語った。
 
目黒「しっかりやるべきことはやってきて、あとはもう、“目黒翔大ワールド”にするだけだと思ってるんで、楽しみにしていてください」
 
西元「明日はもうありのままの西元也史を100\%出し切れる練習をしてきたんで、はい。明日は俺と目黒選手でいい試合して、メインのカードはあると思うんですけど、その日は僕らKRESTで全部持っていきます」
 
質疑応答では、「明日の勝利に向けて一番やってきたことは?」という質問が飛んだ。これに目黒は「自分はこの試合に向けてというよりも、日々いろんなことを感じながら、自分がどうやったらよくなるか本当に試行錯誤して、もちろんうまくいかないこともあるんですけど、それを最終的にはうまくいく方に持っていって、自分で最近言ってる“ゼロ距離殺法”を磨いてきました」とコメント。西元は「もう1日でも早く取り戻すために、日々考えて練習してきたんで、これをどうっていうよりも、本当にさっき言った『ありのまま』じゃないですけど、自分の100120%を出し切るための練習をしてきました」と答えた。
 
目黒は他団体の王者になって初の試合だが、「他団体でベルトは獲ったんですけど、はっきり言ってKrushの、この“K”のリングには全く関係ないものだと思ってるんで、獲ったからといってうぬぼれてるようならやられるのも知ってるし、なのでそこはもう一切考えてないです。本当に自分がどう強くなるかだけを考えてきました」という。
 
一方の西元は今年元日に同門のMIOと結婚したことを発表。これが結婚後初の試合となるが、そこを聞かれると「何か言われるかなと思ってたんですけど」と苦笑い。「いや別に、特にないですね。ただ、もうしっかり覚悟は決まってるんで、僕が負ければ『結婚したから』って言われるし、勝っても別にどうなることもないと思うんですけど、そこもしっかり僕は覚悟して、試合に臨みます」と続けた。
 
また、目黒の言う“ゼロ距離殺法”について、西元に「どう思うか」という質問が。西元が「SNSか何かで回ってきたのでちょっと見た言葉ですけど、そういうのはちょっとナメられてるのかなと思うんで、僕はそれを真っ向から潰すつもりでいるんで、それは大丈夫です」と答えると、目黒は「ナメてる気持ちは一切ないです。(ゼロ距離殺法は)ブランディングです」と応じる。それに西元は「見た感じ、すっごいいい子そうなんで」と返していた。
 
一方、目黒は西元の強打について聞かれると「KO率も高いですし、どんなパンチの質してんのかなとか、いろいろ考えながら練習してきました。それを打ち消すようなイメージで、“目黒翔大ワールド”に染めます」と回答。
 
最後にファンへのメッセージとして、それぞれこう発言して締めた。
 
目黒「本当にたくさんの方が応援してくれてるし、それこそジムの子供たちだったりとかもたくさん来てくれるんで、そういう人たちにしっかり感謝を持って日々過ごしてきましたし、さっきも言ったんですけど、“ゼロ距離殺法”で“目黒翔大ワールド”にします」
 
西元「もう全部ぶち壊して俺の試合にするんで、1個言いたいことは『休憩明けやから早く帰ってきてちゃんと見てってこと!』です」
 
好調の目黒が連勝を伸ばすのか、西元がここで復活を見せるのか。両者、待ったなし!
5試合は鬼山桃太朗と黒田勇斗が激突するKrushスーパー・バンタム級の一戦。両者は以下のようにコメントした。
 
【試合への意気込み】
黒田「いよいよあとはやるだけっていう感じでしっかり準備してきたんで僕自身、明日が楽しみです。5月のKrushはカードが弱いとか言われてますけど、僕は逆にチャンスだと思ってるんで、しっかり倒して、一番目立ったろうと思ってます」
 
鬼山「桃から生まれた鬼山桃太朗です。僕も黒田選手が言ったように熱い試合をして、明日のKrushの中で一番面白かったと言われる試合ができたらなと思ってます」
 
【明日勝つためにやってきたこと】
黒田「前回の反省点を直すのもそうですし、自分のいいところとか、一つの精度を高めるような練習をしてきました。明日はKOしたいなと思ってます」
 
鬼山「懐が深いというか、距離の長い選手にどうやって入るかという練習をしてきました」
 
【ここで勝って、この先どうしたいか】
黒田「トップ戦線に踏み込んでいって、璃明武選手を倒してKrushのベルトを獲ることを目指しているので、そこに辿り着きたいなと思ってますし、逆に負けた選手にリベンジもしていきたいなと思ってます」
 
鬼山「僕は今は璃明武選手が持っているKrushのベルトを狙っていて、黒田選手は璃明武選手に似てるところもあると思うので、そういうのを想定しながら、準備してきました。なので、ここは落とせない試合だなと思っています」
 
【ファンへのメッセージ】
黒田「いつも応援してくれる人もそうですし、新しく応援してくれる人もいっぱい増えて、その人たちからいっぱいパワーをもらったんで、そのパワーを明日はもう拳に乗せて殴ろうと思ってます。期待してください」
 
鬼山「計量の時に黒田選手顔を見て、黒田選手も前に来てくれそうだし、黒田選手とならいい試合ができそうだなと思ったので、明日は黒鬼退治します」
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