「K-1 WORLD GP」7.17(月・祝)両国 野杁正明がルーマニアのハードパンチャーに圧勝宣言「パンチでも蹴りでも全てで上回る」、2カ月連続参戦・与座優貴は元ムエタイ三冠王を倒して「突き抜けたい」
今大会の第19試合と第16試合には、K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTが誇る2大チャンピオン、K-1ウェルター級王者の野杁正明とK-1ライト級王者の与座優貴が登場。第19試合では野杁が-69.5kg契約スーパーファイトでアマンシオ・パラスキフと、第16試合では与座が-63.5kg契約スーパーファイトでエークモンコン・ガイヤーンハーダオとそれぞれ対戦する。
常々「会場が静まり返るような残酷なKOを見せたい」と語っていた野杁だが、決戦を前にしても「パンチでもいってもいいし、蹴りでいってもいいし、全てにおいて上回る練習はしてきたので、明日始まってみて決める感じですね」と余裕を漂わせるコメント。相手のアマンシオも自信ありげな態度を見せていたが、「自信がないより自信があった方が僕も戦いがいがある」と、ルーマニアからやって来たハードパンチャーに、K-1王者の実力を見せつけるつもりだ。
対するパラスキフはルーマニアの格闘技イベント「SUPERKOMBAT」を中心に戦い、WKNインターコンチネンタル王座を皮切りに、SUPERKONBAT世界王座、GFCインターコンチネンタル王座を獲得。Bellator Kickboxingではペトロシアン兄弟とも拳を交え、Enfusionでタイフン・オズカンと激しい打ち合いを繰り広げるなど世界のトップ選手たちと鎬を削ってきた。またプロボクシングでも4戦無敗の戦績を誇るファイターだ。
世界中で強豪と鎬を削ってきた経験があるためか、パラスキフは「今回は野杁選手が持っているものを全て上回るために日本に来た。それをリングで見せたいと思う」と、K-1王者との対戦を前にしても臆するところはない。「相手が誰であろうと、自分は常に準備を万端にして挑んでいくだけ。これまでの試合同様、明日の試合のための準備はできている」と、野杁攻略に自信を見せていた。
6月のK-1横浜武道館大会に続き、連戦となる与座は減量などでキツい部分があったことを素直に告白したものの「どんな状況でも勝つのがチャンピオン」とキッパリ。「K-1の中で突き抜けたいと思っているので、普通の人がやらないようなことをやって、普通の人じゃできない勝ち方をして、人より早く突き抜けたい」と、今大会に出場する6人のK-1王者の中でも、突き抜けた存在になることを宣言していた。
一方のエークモンコンはエークモンコン元ルンピニースタジアム・フライ級王座、元プロムエタイ協会スーパーフライ級王座、元WMCムエタイ世界バンタム級王座と三つのタイトルを獲得し、タイでは元ONE Championship世界フェザー級王者スーパーボンとも対戦しているムエタイの猛者。
K-1初参戦ながら2~3カ月前に来日し、この試合のためにK-1ルールへの対応などを含めて、準備を重ねてきた。与座の持つ空手技に対しても「空手の技という部分についても十分に研究してきた。自分としては自分のスタイルの戦いをするだけなので、もちろん空手の技にも対応できると思っている」と、問題がないことを強調。「明日はどちらがKOするか楽しみにしていてほしい」と、不敵な笑みを浮かべていた。
「前回は僕がいい形で優貴に繋いでベルトを獲ってくれて、今回は優貴がいい形で僕に繋いでくれると思うので、それ以上にいい形で終わらせて、後半タイトルマッチの2試合の選手にいい緊張感を与えて繋げたいなと思っています。
(対戦相手のどんなところを注意している? そして、その相手にどういう勝ち方をしたいと思っている?)プロボクシングにも出ているだけあって、パンチの選手かなという印象ですね。どういう対策というか、パンチでもいってもいいし蹴りでいってもいいし、全てにおいて上回る練習はしてきたので、明日始まってみて決める感じですね。
(アマンシオはかなり自信があるようだが?)自信がないより自信があった方が僕も戦いがいがあるので、そうやって言っていただけるだけで。まず日本に来てこうやって計量もパスして、ちゃんと試合ができるっていうことに関して、僕は感謝していますし、だからこそ明日はリング上で楽しんで倒そうと思っていますね。
(ファンの皆さんへのメッセージは?)明日の大会は僕を含めて6人チャンピオンが出るんで、その中でも一番いい勝ち方、いい結果を残したいなと思っているんで、是非楽しみにしていてください」
アマンシオ・パラスキフ
「体調はいいし、気分もいい状態だ。今回この試合のために準備してきたことに凄く自信を持っているので、明日はいい試合がお見せできると思う。(初参戦でK-1王者と戦うが、対戦相手に対してどんな印象を持っている? どう対抗して勝とうと思っている?)まず最初に初来日ということで、今回K-1という素晴らしい舞台で試合できることはとても嬉しいし、興奮している。野杁選手に関しては以前にも話した通り、凄くいい選手ではあるけど、今回は野杁選手の持っているものを全て上回るために来たので、それをリングで見せたい。
(野杁の『会場が静まり返るような残酷なKOを見せたい』という発言を聞いてどう思う?)それに対しては何も意見はない。(野杁はトップ選手で、その選手と対戦することに対して、恐怖心はない?)相手が誰であろうと、自分は常に準備を万端にして挑んでいくだけなので、他の試合と同様、明日の試合のための準備はできている。(ファンの皆さんへのメッセージは?)まず初来日、日本に来ることができて本当に嬉しく思っている。皆さん、試合を楽しみにして来ると思うけど、自分もしっかり準備を重ねてきたので、皆さんも是非楽しみにしていてください」
「明日の試合はしっかり倒して、正明さんに繋ぎたいなと思っています。応援よろしくお願いします。(対戦相手のどんなところを注意している? そして、その相手にどういう勝ち方をしたいと思っている?)ムエタイの選手なんで、ムエタイ独特の間合いの上手さとか凄いある選手だと思うんですけど、そこに付き合わず、いつも通り自分の戦い方をすれば勝てると思っています。前も言ったんですけど、ムエタイを無視して自分のスタイルをぶつけるだけだなと思っています。
(6月に続いての連続参戦となるが、試合間隔が短い中での調整方法だったりは?)やっぱり連戦なんで減量とかはキツいところもあったんですけど、どんな状況でも勝つのがチャンピオンだと思っているし、自分はまずK-1の中で突き抜けたいと思っているので、普通の人がやらないようなことをやって、普通の人じゃできない勝ち方をして、人より早く突き抜けたいと思っています。連戦なんですけど、あとは明日の試合内容で見せたいと思っています。
(エークモンコンは空手の技にも対応できると言っているが?)まあ自分では空手スタイルだと思っていないので、空手の人でもできないスタイルだと思っているし、多分味わったことのないスタイルなのかなと思っているんで、明日はそれを見せたいですね。(ファンの皆さんへのメッセージは?)明日は、6月に不甲斐ない試合をしてしまったので、それを払拭できるような派手な勝ち方をしたいなと思っているのでご期待ください」
エークモンコン・ガイヤーンハーダオ
「明日はベストを尽くしたいと思います。2~3カ月前に日本に来て、きちんと練習を重ねてきたので、明日はどちらがKOするか楽しみにしていてください。(初参戦でK-1王者と戦うが、対戦相手に対してどんな印象を持っている? どう対抗して勝とうと思っている?)今回K-1初参戦だが、K-1ルールについても対戦相手についても研究してきた。対戦相手についてはとても蹴りが上手な選手だと思っているが、自分も十分対抗できると思っているので、必ず勝つ。
(与座は空手の技を使うが、その空手技に対応できる自信はある?)もちろん与座選手の空手の技という部分についても十分に研究してきた。自分としては自分のスタイルの戦いをするだけなので、もちろん空手の技にも対応できると思っている。(ファンの皆さんへのメッセージは?)明日の試合、全力で戦いたいと思います。いい練習を重ねてきたので、皆さん楽しみにしていてください」