「Krush.148」4.28(金)後楽園 ANIMAL☆KOJI「野獣の力を証明する」vs山口翔大「空手の強さを証明する」、キリルアン「Krushルール用の技を練習してきた」vs石田龍大「蹴り負けずにパンチでも倒す」
最初の会見には第6試合のキリルアン・チョー.ハーパヤックvs石田龍大、第7試合のANIMAL☆KOJIvs山口翔大の4選手が出席した。
キリルアンは70戦以上のキャリアを誇る21歳のムエタイ戦士。サウスポーから繰り出す左ミドルを中心とした蹴りで攻撃を組み立てる好戦的なファイトスタイルを誇る。K-1 GROUP初戦となった昨年12月には、いきなりK-1スーパー・バンタム級王者・金子晃大と対戦。惜しくもKO負けを喫したが、3Rまでもつれる戦いを見せた。
対する石田は名門・POWER OF DREAMの新鋭。サウスポーから繰り出されるテクニカルなパンチや蹴りを武器に、アマチュア時代にはK-1甲子園2019 -60kg王者となった。2020年2月にKrushデビューした後は、6戦5勝(2KO)1敗の高戦績を残している。
Krush Evangelistの石川直生さんは、この試合に見どころについて「POWER OF DREAMの選手はタイ人への苦手意識が少ない戦い方を見せてくれるので、7戦目でタイ人強豪ファイターを撃破できるかに注目しています」と語る。
キリルアンは「明日は全力で戦って、KO勝利を目指したい。良い練習と良い準備ができたので、それができると信じている。K-1、Krushルールに対応するために凄く良い練習ができた。ヒジが使えない、ヒザも十分に使えない中で、Krushルール用の技を多く使えるような練習をしてきました」とルールへの対応と完全決着へ自信満々。
対する石田は「タイ人なので、蹴り負けないのとパンチでも倒せるところを見せたいです」と初の国際戦へ意気込む。さらに「キリルアン選手は金子選手とやって、3Rで倒れているので、俺はそれより早く倒せたらと思っています」とK-1王者より、早期に決着を付けたいとした。
キャリアでは70戦以上のキリルアンに分があるが、石田のテクニカルな攻撃も高いポテンシャルを感じさせる。Krushならではのハイレベルな国際戦が見られそうだ。
第7試合に登場するANIMALは、持ち前の鋭い出足とスピードを活かしたパンチで過去に愛鷹亮から勝利を収め、マハムード・サッタリの持つKrushクルーザー級王座に挑んだこともある。今年1月にはKrushで、中平卓見に判定勝ちして勢いに乗る。
対する山口は4戦4勝(2KO)とプロ無敗の空手ファイター。JFKO全日本大会2連覇など、フルコンタクト空手で輝かしい実績を残し、キックボクシングの道へ。キックでは既に国内王座の戴冠歴もある。昨年9月からK-1 GROUPに参戦しており、2戦2勝と波に乗る。Krush Evangelistの石川直生は「クルーザー級、大分選手層が熱くなってきたので、盛り上げてくれる試合になると思います」と期待を寄せる。
ANIMALは「自分は空手家でもないし、ボクサーでもないし、俺はANIMAL☆KOJI。獣の戦い方を空手家、総合格闘家といっぱい戦ってきたので、その場数が生かせる」と自信満々。空手で輝かしい実績を誇る山口に対して「確かに空手をずっと5歳からやってきた山口選手と、元々柔道をやっていた僕。立ち技2,3年の俺が勝ったら、夢あるじゃないですか。格闘技は大人になってもできるんだということを俺が野獣の力で証明したいと思います」と並々ならぬ思いを熱弁すした
対する山口は、フルコンタクト空手を背負っての出陣を強調。「5歳から勉強もせずにずっと空手をやってきました。この僕がやってきた空手がK-1・Krushとの異種格闘技戦で通用しなかったら、僕も困るし、僕の背中を見て頑張っている空手界後輩たちもがっかりさせてしまうことになる。明日の試合で空手は強いんやぞということをしっかり証明したいと思っています。内容というよりも、’’強いか弱いか’’はっきりさせることがテーマ。これがKrushのテーマでもあると思うので、しっかり倒して勝てるように考えているので、楽しみにしていてください」とファンへKO勝利を誓った。果たして、白熱するクルーザー級戦線で勝利を収めるのはどちらか?
「しっかり練習してきたので、空手の世界チャンピオンの称号を持っている山口選手と素晴らしい試合ができるかなと思っています。ただSNSで僕のことをちょぼちょぼと煽ってくれたけど、俺が謙虚でも全然煽ってくれていいので問題ないです。明日は重量級らしい、殺し屋として、野獣ANIMAL☆KOJIを見せられたらと思っています。
(どのような部分を強化してきた?)僕はK-1 GROUPに参戦するようになって約2年、今年で3年目ですかね、いい思いもさせてもらって、悔しい思いもいっぱいしてきた。自分は空手家でもないし、ボクサーでもないし、俺はANIMAL☆KOJIなので、野獣の戦い方を空手家、総合格闘家といっぱい戦ってきたので、その場数が生かせると思います。
(どのような部分をアピールしたいか?)僕は柔道やっていて、そこからお店を始めて、お店を売るために格闘技を始めたという不純な理由かもしれませんけど、人生の一発にアクションを試合と同じくらいしっかり胸にぐっとして入った瞬間なので。そういった中で、確かに空手をずっと5歳からやってきた山口選手と、元々柔道をやっていた僕が立ち技2,3年でやる俺が勝ったら、夢あるじゃないですか。格闘技は大人になってもできるんだということを俺が野獣の力で証明したいと思います。(ファンへメッセージ)明日はしっかりダイナミックな野獣ファイトをお見せします。重量級の怖さを感じてもらえるように。皆さん応援よろしくお願いします」
山口翔大
「フルコンタクト空手からK-1 GROUP侵略しに来ました。TEAM3K・山口翔大です。明日はANIMAL選手、今日は大人しいんですけど、有名な選手なのできっちり倒して勝って、空手の強さを証明したいと思っています。(どのような部分を強化してきた?)対ANIMALというよりも、ずっと空手の経験があるので、空手の戦い方をKrushのリングで出来たら負ける相手はいないと思って、この世界に来ました。それをアジャストする練習しかやっていないです。誰が相手かというより、自分と向き合った練習をしてきました。
(どのような部分をアピールしたいか?)僕は5歳から勉強もせずにずっと空手をやってきました。この僕がやってきた空手が異種格闘技Krush、K-1で通用しなかったら、僕も困るし、僕の背中を見て頑張っている空手界の後輩たちもがっかりさせてしまうことになる。明日の試合で空手は強いんやぞということをしっかり証明したいと思っています。内容というよりも、“強いか弱いか”はっきりさせることがテーマです。これがKrushのテーマでもあると思うので、しっかり倒して勝てるように考えているので、楽しみにしていてください。(ファンへメッセージ)明日は僕のフルコンタクト空手を楽しみにしていてください。押忍」
「今回はKrushに参戦する機会をいただけて、本当にありがとうございます。明日は全力で戦って、KO勝利を目指したいです。良い練習と良い準備ができたので、それができると信じています。ここまで支えてくださったウィラサクレック会長に感謝しています。(Krushルールへ向けてどのような部分を強化してきた?)K-1、Krushルールに対応するために凄く良い練習ができました。やはりヒジが使えない、ヒザも十分につかえない中で、Krushルール用の技を多く使えるような練習をしてきました。
ウィラサクレック会長からもいろんな練習方法で対応していただいたので、全く問題なく対応できると思います。(どのような部分をアピールしたいか?)前回のK-1の試合では、K-1ルールが初めてでしたがいい経験になりました。今回は長く日本に滞在していますし、いい練習ができています。自分も相手と同じようにKOで勝ちたいと思っています。(ファンへメッセージ)明日はベストを尽くしたいです。日本のファンの皆さんにも注目していただきたいです」
石田龍大
「明日はぶっ倒します。応援よろしくお願いします。(タイ人との試合に向けてどのような部分を強化してきた?)タイ人なので、蹴り負けないのとパンチでも倒せるところを見せたいです。(どのような部分をアピールしたいか?)キリルアン選手は金子選手とやって、3Rで倒れているので、俺はそれより早く倒せたらと思っています。(ファンへメッセージ)明日はトーナメントより盛り上げられる試合をするので、応援を宜しくお願いします」