「K'FESTA.6」3.12(日)代々木<インタビュー>挑戦者ヴュー・ペッコウーソン「どんな選手でも僕に攻撃を当てることは難しいと思います。軍司選手をカウンターで仕留めて、僕がK-1チャンピオンになります」
――K-1参戦が決まった時の心境を聞かせてください。
「ずっとK-1の試合を見てきましたし、試合が決まったときは少し緊張もしました。K-1は世界的にも有名な大会で、K-1に出ることで自分のことをたくさんの人に知ってもらえると思います。今はムエタイではない新しいチャレンジができることを楽しみにしています」
――ヴュー選手は今回がK-1初参戦ですが、もともと格闘技を始めたきっかけは何だったのですか?
「テレビでムエタイの試合を見て、自分もやってみようと思ったのがきっかけです。8歳か9歳の頃ですね」
――これまでどのくらい試合されてきたのですか?
「プロになって80戦くらい戦って、オムノーイスタジアムのスーパー・フライ級、プロムエタイ協会のバンタム級、BBTVフェザー級のチャンピオンになりました。ムエタイと並行してアマチュアボクシングの試合にも出ていて、2021年と2022年にタイ選手権で優勝しています。ただ僕はボクシングよりもムエタイの方が好きですね。パンチだけじゃなくて蹴りもできて、色んな攻撃ができるので」
――自分ではどんなファイトスタイルの選手だと思っていますか?
「僕はムエタイでいう“フィームー”(テクニシャンタイプの選手)で、相手がどんな戦い方をしてきても、それに対応する自信があります。K-1ルールは初めてですが、パンチも蹴りもどちらも得意なので、いつも通りに戦って勝ちたいと思います」
――特に自信を持っているテクニックはなんですか?
「ディフェンスとカウンターですね。どんな選手でも僕に攻撃を当てることは難しいと思いますし、狙いすましたカウンターを当てようと思っています」
――K-1ルールはムエタイと違ってヒジ打ち・組んでからのヒザ蹴りが禁止されています。それについてはいかがでしょうか?
「僕はボクシングもやっていますし、ルールが変わるからといって、自分が変わるわけではありません。そのルールに沿った戦い方をすればいいだけだと思っています。K-1ルールに対応する自信もありますよ」
「コンペットは今まで戦ってきたなかでも一番強かった相手です。結果的に勝つことは出来ましたが、どの試合も簡単に勝つことはできませんでした。コンペットのように実績も実力もある選手に勝てたことは本当にうれしいです」
――対戦相手の軍司選手にはどんな印象を持っていますか?
「とても強くて、強力な武器を持っていると思います。特に彼はパンチが強くて速い印象です。でもいつものように軍司選手の攻撃をかわして、自分のカウンターで仕留めたいと思います」
――軍司選手はこれまで戦ってきた相手と比べてもレベルが高いと思いますか?
「軍司選手はとても強いと思いますが、タイには彼より強い選手がたくさんいますし、僕はそういう相手と戦って勝ってきました。僕にとって今回は初めてのK-1ルールで、簡単に勝てるとは思っていませんが、勝つ自信はあります」
――今回は軍司選手の持つベルトに挑むタイトルマッチです。K-1でチャンピオンになることにはどんな想いがありますか?
「子供の頃からずっとムエタイをやってきて、ムエタイではベルトを巻いて、自分のファイトスタイルも確立できたと思います。今度はK-1ルールにチャレンジして、K-1でもチャンピオンになりたいと思っています。そしてタイだけでなく世界で知られる選手になりたいですし、たくさんお金も稼ぎたいですね(笑)」