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「K-1 WORLD GP」12.3(土)大阪<特別取材>池田幸司に佐藤嘉洋さんが“佐藤式ヒザ蹴り”を伝授!「あのヒザ蹴りは相手にとって脅威になる」(佐藤)&「佐藤さんのアドバイスは必ずトーナメントにも活きる」(池田)

 愛知・JKF池下にて、12月3日(土)エディオンアリーナ大阪「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」の初代バンタム級王座決定トーナメントに出場するKrushバンタム級王者・池田幸司とK-1 WORLD MAX 2006・2007日本王者の佐藤嘉洋さんが緊急合体。佐藤さんが現役時代に培ったテクニックを池田に伝授した。

 池田と佐藤さんの接点は2019年に行われれた「格闘代理戦争4thシーズン」。佐藤さんはピーター・アーツ率いるピーターズの補佐役として参加し、そのピーターズの一員が池田だった。今回、池田の「僕はバンタム級では長身で、佐藤さんも階級は違いますけど同じ長身の選手で戦い方を参考にしていました。長い距離での戦い方や有効なヒザ蹴りなど教えてもらいたいと思いました」というリクエストを佐藤さんが快く承諾し、佐藤さんが経営するジム=JKF池下で2人の顔合わせが実現する運びとなった。
 2人の特別練習は佐藤さんが池田のミットを持つ形でスタートし、佐藤さんは池田からリクエストのあったヒザ蹴り、そして長距離でのミドルキックを実演指導。約90分に及ぶマンツーマンの徹底指導が行われた。

 指導後、佐藤さんは「池田選手は蹴りがムエタイベースで、ムエタイの距離で打てるミドルとヒザ蹴りが多かったんで、ミドルとヒザ蹴りを遠い距離から打てられるようにアドバイスしました。(同じ長身選手としてアドバイスしやすかった?)基本的な自分の考えとしては、所属ジムの先生のやり方を1番尊重したいんで、教えやすいというよりは背格好が似ているので、その部分に関しては教えやすかったです」。

 佐藤さんも現役時代に得意にしていたヒザ蹴りについては「従来のバリエーションプラス”佐藤独自”のヒザの出し方を教えたんで、相手にとって脅威になると思います」と語った。
 一方、佐藤さんから指導を受けた池田は「もともとミドルキックとヒザ蹴りには自信があったのですが、細かい部分で修正点や直した方がいい点を指導していただき、新しい発見が多かったです。すぐに修正出来る訳じゃないですが、試合までにしっかり意識して身につけたいですね。(トーナメントにも活きる?)先程話した修正点などはトーナメントには間に合わせられるように、スパーの中でも教えていただいた事が出来るようにまで(持っていきます。必ずトーナメントでも直結すると思います」。

 また技術面以外にも、佐藤さんからはvs外国人選手のアドバイスなどもあり「佐藤さんは海外選手の試合経験が多いので、いつも日本人に効いていた攻撃が効かないとか、試合に向けた心構えとか、事前に聞けて良かったです。他にもどうやって試合を作るか。その根本的な話もしていただき、そういう風に戦えれば勝てるんだと自信にもなりました」と収穫は多かったようだ。
 最後に佐藤さんは「格闘代理戦争のピーターズの時(池田は)補欠ながら笑顔を絶やさず他のメンバーを下から支えている姿を見て、彼は人間的にも素晴らしい青年だと思いました。そういう選手が光を浴びるところに立てるようになったことがうれしいし、そういう選手こそ活躍して欲しいと思っています。同じピーターズで頑張ったものとして健闘を心から願ってます」と池田を激励。

 池田も「トーナメント出場選手は全員強豪ですけど、その中でも1戦1戦しっかり勝って優勝したいです。優勝します!優勝しかないです!」とトーナメント制覇を固く誓った。
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