「K-1 WORLD GP」12.3(土)大阪<特別取材>池田幸司に佐藤嘉洋さんが“佐藤式ヒザ蹴り”を伝授!「あのヒザ蹴りは相手にとって脅威になる」(佐藤)&「佐藤さんのアドバイスは必ずトーナメントにも活きる」(池田)
池田と佐藤さんの接点は2019年に行われれた「格闘代理戦争4thシーズン」。佐藤さんはピーター・アーツ率いるピーターズの補佐役として参加し、そのピーターズの一員が池田だった。今回、池田の「僕はバンタム級では長身で、佐藤さんも階級は違いますけど同じ長身の選手で戦い方を参考にしていました。長い距離での戦い方や有効なヒザ蹴りなど教えてもらいたいと思いました」というリクエストを佐藤さんが快く承諾し、佐藤さんが経営するジム=JKF池下で2人の顔合わせが実現する運びとなった。
指導後、佐藤さんは「池田選手は蹴りがムエタイベースで、ムエタイの距離で打てるミドルとヒザ蹴りが多かったんで、ミドルとヒザ蹴りを遠い距離から打てられるようにアドバイスしました。(同じ長身選手としてアドバイスしやすかった?)基本的な自分の考えとしては、所属ジムの先生のやり方を1番尊重したいんで、教えやすいというよりは背格好が似ているので、その部分に関しては教えやすかったです」。
佐藤さんも現役時代に得意にしていたヒザ蹴りについては「従来のバリエーションプラス”佐藤独自”のヒザの出し方を教えたんで、相手にとって脅威になると思います」と語った。
また技術面以外にも、佐藤さんからはvs外国人選手のアドバイスなどもあり「佐藤さんは海外選手の試合経験が多いので、いつも日本人に効いていた攻撃が効かないとか、試合に向けた心構えとか、事前に聞けて良かったです。他にもどうやって試合を作るか。その根本的な話もしていただき、そういう風に戦えれば勝てるんだと自信にもなりました」と収穫は多かったようだ。
池田も「トーナメント出場選手は全員強豪ですけど、その中でも1戦1戦しっかり勝って優勝したいです。優勝します!優勝しかないです!」とトーナメント制覇を固く誓った。