match result

試合結果

第17試合/スーパーファイト/K-1女子フライ級/3分3R・延長1R

KANA

KANA / Kana

判定3-0
30:27/30:27/30:27

RAN

RAN / Ran

    所属ジム
    K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ
    MONKEY☆MAGIC KICKBOXING STUDIO
    戦歴
    27戦 22勝(11KO) 5敗 0分
    12戦 5勝(0KO) 7敗 0分
    生年月日
    1992.7.29
    2002.12.7
    身長・体重
    160cm ・ 52.0kg
    159cm ・ 0.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    三重県松阪市
    神奈川県相模原市
    SNS

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試合レビュー

 K-1女子をけん引するKANAが2020年11月以来の出場。当初前戦で敗北した壽美とのタイトルマッチが予定されていたが、壽美の負傷欠場によりRANとのスーパーファイトとなった。RANはKrushで腕を磨くファイター。急きょ降って沸いたビッグチャンスに爪痕を残すことができるか。

 1R、リズムを取るRANが右ロー。ガードを高く上げるKANAがプレッシャーをかける。ワンツーで飛び込んだKANAが続いて右フックを強打。RANは左ジャブから左フック。至近距離でKANAの蹴り足をつかんでしまい、RANに警告が与えられる。プレッシャーを与えるKANAへRANは右アッパーから左フック。距離を詰めるとRANの右アッパーがKANAの顔面を捉える。

 2R、RANがKANAの前進に合わせ左右フック連打。大振りの右フック、右前蹴りから右アッパーと、バリエーションのある攻撃でKANAを攻める。しかし距離を詰めたRANの右に合わせたKANAの右ストレートがクリーンヒットしRANがダウンを喫する。立ち上がったRANは前進するも、KANAが左右フック、ヒザをボディにまとめる。KANAが左ジャブから右カーフと上下に散らし、RANは足が止まり始める。ラウンド終盤にはKANAのカウンターの左フックがアゴを捉え、RANの動きが止まる。

 3R、KANAの右ハイキックにRANが右ハイキックを返す。KANAのローブローで一時中断。再開後はRANが左右フックで前進し、KANAも打ち合いに応じる。下がるRANに伸びる右フックを浴びせるKANA。手数が減ったRANへKANAが圧力をかけ左ジャブから左ボティ。RANの大きな左フックにKANAが右ミドルを合わせ、入り際に左フックとヒットを重ねる。カウンターの右フックを浴びRANがぐらつくも、RANはダウンを拒否しパンチの交換へ。両者最後までリングに立ったまま終了のゴングを迎えた。判定は三者とも30-27でKANAの勝利を支持。KANAが1年3カ月ぶりの復帰戦を勝利で飾った。

 マイクを握ったKANAは「今日はここに戻ってこられて幸せです。たくさん支えてくれた方のおかげで、KOにはならなかったですけど勝利をつかむことができて感謝しています」と涙声で感謝の言葉。そして「先頭を引っ張っていく立場として魅せる試合をしたかった。次の試合は必ず倒します。K-1の舞台を目指す女子の選手も増えているので、自分が先頭としてひとつ上のステージに持っていきたいと思います」と、K-1女子のリーダーとして新たなるステージへの挑戦を宣言した。

■試合後のKANAのコメント
「(試合の感想は?)KOで倒しきりたかったなっていう悔いだけが残ってるんですけど、やっぱり最低限の勝ちを掴んでここにいるので、ここに来れてよかったなって思います。(試合前と後での対戦相手の印象は?)思ってたよりも気持ちが強くて、本気で自分に向き合ってくれたので、しっかり自分も本気で向き合えたというのがあったので、RAN選手には今日戦ってくれてありがとうと言いたいです。

(久しぶりの試合でしたが、動いてみていかがでしたか?)1年3ヵ月ぶりにリングに上がったので、多少ブランクは感じましたね。いざ試合になって、ここでいききっていいのか、まだ抑えてしっかり組み立てた方がいいのか、っていう、迷いじゃないですけど、気持ちと体がバシッと、いくならいく、いかないならいかない、ここでいって消耗してしまったらどうしようっていう、久しぶりの感覚っていうのが、迷い……迷いなんかな、これは。分かんないですけど、ちょっとそういう久しぶりのリングっていうブランクはあったのかなと思います。

(ここからはコンスタントに?)そうですね。やっぱり長期で空いてしまった分、感覚を取り戻さないといけないので、自分の中ではケガがなければたくさん試合がやりたいですね。(ファンにメッセージを)今日はたくさんの応援ありがとうございました。ホントにたくさんの応援があって、今日この場に戻ってこれたので、ホントに感謝しています。K-1女子をもっともっと大きくしていくために、自分だけじゃなくて女子全体でK-1を引っ張っていきたいと思うので、これからも応援よろしくお願いします」

■試合後のRANのコメント
「(試合の感想は?)KOっていう終わり方で終わりたかったんですけど、全然できずにダウン取られたんで、ムッチャ悔しいです。(試合前と後での対戦相手の印象は?)メチャクチャ怖くて強い選手っていうイメージだったんですけど、戦い終わって言ってくれたKANA選手の言葉でメチャメチャ印象が変わりました。(その言葉は?)ナイショで(笑)。

(王者に挑んで、自分ではどれぐらいできましたか?)やっぱり、自分が目指してるベルトを持った選手なので、強いのは分かってたんですけど、戦ってみて、気持ちだったり、体力とか力っていうのは自分とは比べものにならなかったです。(逆にここはできたという点は?)今までよりかは、みんなが面白いと思ってもらえるような試合ができたかなとは思いました。(ファンにメッセージを)3連敗中の自分なんですけど、いろんな人の支えや応援で今があるので、もっといろんな人の応援よろしくお願いします」

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試合情報

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大会名
2022年2月27日(日)K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~
日程
2022年02月27日(日)
会場
東京体育館
選手
KANA / RAN
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