match result
試合結果
第13試合◎K-1 WORLD GP第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R
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試合レビュー
2R、和島はステップインしての左ストレートをヒット。城戸は左ローに加え、接近戦では脚へのヒザ、そして脚へのパンチと和島を混乱させんとする。押され気味の城戸はバックブローを繰り出すが、和島はこれをしっかりブロック。ロープ・コーナーを背にする城戸に和島は左ボディフック、ヒザと攻撃を集める。
3R、城戸は脚への関節蹴りを飛ばすが和島は当てさせず、ワンツーのタイミングでジャブからの左ボディフックで城戸をエグる。城戸はしかし左ローを効かせると、接近戦で脚へのヒザ、さらになりふり構わず脚へのパンチを打ち下ろす。 だが和島は左ハイキックで側頭部をとらえ、城戸を追い込む。一瞬動きが止まったかに見えた城戸だがすぐ動きを戻し、脚へのヒザでダウンを奪いに掛かる。
判定は30-27、29-28、30-28の3-0で和島。木村の待つ決勝へ進出を決めた。
城戸コメント
「(試合の感想は)そうっすね、わりとスッキリしてるというか。なんか『一勝一敗かあ』みたいな感じですかね。決勝には行きたかったですけど。
(相手の印象は)一発目のジャブをもらったときに『ア~、やっぱちょっと効いてんだな』っていう。一回戦の攻撃、けっこうアイツ、パンチやばかったんで。あの外国人がハンパねえパワーだったんで。『ウワッ、強い!』って思ったんで。う~ん、まあ、そうっすねえ、それ言っちゃうと商売上、あんまよくないんですけど、和島くん、巧かったっす。テクニック、スゲーあったし。ちょっとヤベーなと思ったんで、ローキックに集中してみたんですけど。う~ん、クソ~、あと一歩だったなあ。
(一回戦の戦い方は作戦どおり?)いや、それがまた全然で。彼の試合を見た感じだと、ほぼサウスポーだったんですよ。だから、けっこうそれに対して『こういう動きするんだ』とか思ったんですけど、ほぼオーソドックスで戦ってきたんで。『ウワッ、違う!』っていうのと、映像では身長がデカく見えたんですよ。公称も180いくつかで、僕よりデカい感じだったんですけど、昨日の計量で『アレ? ちっちゃいな』と思って。それは僕にとってよかったんですけど、やってみたら、今度はバカパワーが強いというか。テクニックもあって、バンバン打ってくるし、『ウワッ! コレ、ヤベー!』って。1R、戻ってセコンドに「いや、これ強いっす! ヤバイっす!」って言いましたもん(苦笑)。で、2Rだったんで、なんとか倒せてよかったなって感じだったんですけど。アレ、マジ危なかったですね。ガードの上からもガンガン効いてきたんで、『コレ、もらったら倒れる!』と思って。
で、準決勝のほうは、日本人相手に絶対KO負けしたくないっていうのはあるんで。ダウンもイヤなんで、死んでも倒れないって自分に言い聞かせて。まあ、ほぼ最初から二人に見えてましたけどね。“ツー和島”でしたけどね。凄かったです。『全然見えてねえわ。でも、絶対に倒れない! 絶対に倒れたくない!』と思って。まあ、3R、けっこう攻めはしたんですけど、しょうがねえかなって感じですね。
(今後は?)いやいや、まだまだこれからが楽しみな選手ですよね! いや、本当に、さっきもSNSに書いたんですけど、ベテランとかそういうのじゃなく、もう仙人になろうかなって。なんか、相手のよさを消すみたいな。いや、まだ全然いけますよ、僕。本当に思いました、ハイ。けっこう、まだ全然動けますね。
(準決勝はもともとニコラス・ラーセンを想定していた?)もちろん、それはあります。いや、だから、和島の一回戦のタイ人、なんだアイツ! 仕事しろよ、アイツ! 全然仕事しないから、ピンピンしてる“シン・ワジマ”が来てるわけですよ、“進撃の和島”が。あのタイ人、何にも仕事しないから、ホントに。あれがニコラス・ラーセンだったら、たぶんいい感じで削ってるし。ニコラス・ラーセンは強いんで、けっこういい感じのダメージを与えてくれてたんですよ。あのタイ人、仕事しねえ!
(今後は)まだまだこれからが楽しみな選手だと思うので(笑)。これからも温かい目で。ベルトはあきらめないので。絶対にあきらめないよ! ベルト、獲るからね。お願いします、これからも」
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試合情報
- BRAND
- 大会名
- 2020年3月22日(日)K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~
- 日程
- 2020年03月22日(日)
- 会場
- さいたまスーパーアリーナ(メインアリーナ)
- 選手