1R、体格で優るロエルは前に出てパンチからローに繋げる対角線のコンビネーション。クリスはワイルドなパンチを振るっていくが、ロエルのガードは高くヒットを許さない。左右のローが重いロエル。クリスはロープに追い込まれ、打開して前に出られない。ジワリジワリとローで削っていくロエル。次第に左フック、右ストレートとロエルはパンチも当て始める。右フックがとらえるとクリスはフラつき、ロープづたいに逃げたが、ロエルは追いかけ左フックで追撃。これにクリスは倒れ、立ち上がるもダメージが深くKOとなった。
ロエルのマイク
「コンニチハ。1年リングから離れていましたが、また戻ってこれて嬉しく思います。クリス、試合をしてくれてありがとう。ベルトも無事守ることができ嬉しく思います。日本で試合ができて嬉しいです。またこうやって試合をして、こういう勝ち方を見せて行きたいと思います」
■試合後のロエル・マナート選手のコメント
「(試合を終えての感想は?)いい試合で勝てたのでうれしい。正直、相手はもっと強く、圧力もあってハートも強い選手だと思っていたが、こちらのプレッシャーとパワーに負けて、ああいう結果になった。
(この試合に向けて何か特別な練習を?)いや、特別なことはしていない。しばらく試合から離れていたので、キックの練習をメインにして、最後にパワー系のトレーニングをしてきた。
(今後、誰を相手に防衛したい?)チャンピオンというのはチャレンジャーを選ぶものではなく、チャレンジャーが自分に挑戦してくるという立場でいるべきだと思う。
(ファンにメッセージを)できれば早く日本に戻ってきて、また防衛戦がしたいです。日本がすごく好きだし、日本で試合ができる環境が好きなので、また日本で試合がしたいという思いがあります」
■試合後のクリス・ブラッドフォード選手のコメント
「(試合を終えての感想は?)出だしは思ったほどロエルの圧力も感じなかったので前に出たが、ローを効かされたり攻撃を食らって下がらされてしまい、最終的にダウンをもらった時には立ち上がることができず、負けてしまって残念でした。
(ファンにメッセージを)今回、こんな素晴らしい機会を与えていただいて、ありがとうございます。もし機会があればもっといいパフォーマンスを見せるので、もしまた試合を見たいと思うなら応援してもらえればと思います。アリガトウゴザイマス」