match result
試合結果
第1試合/ スーパーファイト/K-1女子-52kg契約/3分3R・延長1R
- 所属ジム
- K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ
- 月心会チーム侍
- 戦歴
- 27戦 22勝(11KO) 5敗 0分
- 19戦 8勝(1KO) 8敗 2分 1無効試合
- 生年月日
- 1992.7.29
- 2000.5.16
- 身長・体重
- 160cm ・ 52.0kg
- 160cm ・ 52.0kg
- ファイトスタイル
- オーソドックス
- オーソドックス
- 出身地
- 三重県松阪市
- 大阪府大阪市
review
試合レビュー
1R、真優は積極的に前へ出て距離を潰していく。KANAはバックステップして距離を作ると右フックを振るう。前蹴りを顔・ボディと蹴り分ける真優。KANAはステップを使って距離を保ちパンチを振るうが真優のガードに阻まれる。組みつきの見られる真優にレフェリーから警告が出される。この注意の後、距離が生まれるとKANAは右クロス、左フックとパンチを当て始める。真優は前蹴りで突き放しバックブローを見舞うが、空振りとなる。
2R、真優は前進してやはり距離を潰していく。だがKANAは左右のボディフックで真優を遠ざけんとする。真優は下がらず打ち合いに応じ、バックブローを繰り出す。KANAは右アッパー、後ろ回し蹴りと打ち込み、右ボディフック、右フック、右アッパー、左ハイと攻め立てる。真優はバックブローから前蹴りでKANAを突き放さんとするが、KANAは圧力を弱めない。そして真優が反撃に繰り出すパンチを見切り始め、さらに攻める。
3R、KOを狙うKANAが前に出てミドルを打ちつける。左ミドルがわき腹をとらえると真優はガードが落ちる。KANAはそこを逃さず、顔へのワンツーを連打する。だが真優もプッシングで押し返す。左ミドル、前蹴りの真優だが、力が弱っているかKANAの圧力を削れない。KANAは接近戦から右アッパー左右ボディフックとダウンを迫るが、真優もガードから左フックを打ち返し、KANAのハイキックを浴びても倒れない。立ち続けて試合を終える真優。判定は30-28、30-27、30-27の3-0でKANA。宣言通りのKOはならなかったが、まさに圧勝で再起戦を勝利で飾った。
KANAのコメント
「(試合を終えての感想は?)倒せなかったというか、うーん……動かないものを必死に倒しにいってる感じでしたね。すごくタフで、気持ちも強くて、『いつ倒れてくれるかな』って思ってたんですけど最後まで本当に立ってて、でもそういう相手を倒さなきゃいけないのが今回の課題だったんで、圧倒はしたんですけど、悔しかったですね。
(相手の印象は?)今まで戦ってきた相手に比べると、強さはまだまだ、若いんで、そんなに強い印象はなかったんですけど、気持ちの強さは、今まで戦ってきた相手の中でもけっこう上でした。(倒せないことで、途中で作戦変更は?)1R終わったときに、近い距離をけっこう嫌がってたんで、もともとそんなに近い距離に入ろうとは思ってなかったんですけど、2Rからけっこう効いてたんで、詰めて細かいのを出して、その中で外してカウンターを狙ったりっていう指示は受けてて、その通りに動いてはいたんですけど、倒れてくれなかったですね。
(女子トーナメントに向けて手応えは? 真優選手はそういうところに出てくる存在になりそう?)対日本人だったし、どれだけ相手の気持ちが強くても倒さなきゃいけない相手だったので、本当にどんな結果であろうが、最低でもKOしないといけない相手だったんで、自分の中では。胸を張って女子の世界トーナメントをやりたいとは、リアルな現実では言えないですよね。真優選手はまだまだ強さ的には自分のライバルにはならないんで、もう一試合、しっかり自分の強さを見せられるように、次の試合に向かいたいですね。
(今後の目標と、ファンにメッセージを)今日は本当にたくさんの応援ありがとうございました。初めて大阪で試合して、気持ちよく試合できました。今後の目標は、大きい目標としてはK-1の女子世界トーナメントを開催して、自分が優勝するということなんですけど、確実に次の試合に向けて、確実に自分が強い姿を見せられるようにもう一回考え直して、次に向かいたいと思います」
真優のコメント
「(試合を終えての感想は?)KANA選手はもう王者って感じの選手で、自分なんか挑める選手じゃなかったんですけど(涙声に)、今回K-1の方からチャンスいただいたんで、この1回のチャンスをものにしないといけなかったんですけど、やっぱりそう簡単にはチャンスを掴めなくて、王者のKANA選手の壁がすごく分厚くて。それを越えることができなかったんですけど、メッチャ差があるとは思ってはないんで、あと少しずつ試合を積んでいって、もう一回できるぐらい強くなって、また挑戦したいですね。
(相手の印象は?)試合前からずっと、本当に王者という感じで、2ヵ月前にカード発表されたときは、すごくオーラがある選手やと思ってたんですが、試合させてもらって……普通は試合を受けたくないと思うんですよね。試合って何回もできるわけやないし、KANA選手も今回負けたら次はないって思ってたと思うんで、自分との試合を受けていただいて、KANA選手には本当に感謝しています。
(強さを感じたのはどの部分?)やっぱり圧ですね。そう簡単じゃないぞっていう圧があって、それを自分が越えることができなかったです。(圧は精神的なもの? 肉体的なもの?)両方ありますね。顔つきもそうですし、計量のときから本気でこの一戦に懸けてたのも伝わってきたし、でも自分もこの試合に舐めてたわけじゃなくて(涙声に)、ビビってると思われるのもイヤやったんで。人前ではヘラヘラしてたんですけど、裏ではしっかりこの一戦のために、盆休みも海もバーベキューも我慢して、泣きながらジムで、同じ(ジムの椿原)龍矢とか(野田)蒼とかと頑張ってきたんで。でも、本当にいい経験させてもらって、KANA選手には感謝したいです。
(タオルを巻いている足の状況は?)たぶんローキックかな。自分がローを蹴ったときに1回、1Rにヒザに当たって、そこからスネを痛めた感じですね。(自分の攻撃で手応えがあったものは?)押されてたのは押されてたんですけど、いつもの自分やったら打たれっぱなしですぐ組んじゃうことが前の試合でもすごく多くて。でも今回はしっかり左フックや蹴りも、少しずつ自分で成長できてるなあと思った試合でした。
(今後の目標は?)今後はしっかり、もう1回0から練習し直して、精神的にもしっかり鍛えて、練習もしっかりして、KANA選手が今言ってる女子の世界トーナメントに自分も参戦したいんで、参戦させてもらうにはこんなレベルじゃダメなんで、もっと成長した自分の姿を見せて、ファンの方やK-1の方にも選んでもらえるように、もっともっと努力していきたいですね」
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試合情報
- BRAND
- 大会名
- 2019年8月24日(土)K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイトin大阪~
- 日程
- 2019年08月24日(土)
- 会場
- エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)
- 選手