match result

試合結果

第15試合/K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

    所属ジム
    ウィラサクレック・フェアテックスジム
    CLUB es/team ALL-WIN
    戦歴
    185戦 145勝(45KO) 36敗 4分
    33戦 26勝(14KO) 6敗 1分
    生年月日
    1984.9.5
    1995.10.29
    身長・体重
    169cm ・ 0.0kg
    184cm ・ 67.5kg
    ファイトスタイル
    サウスポー
    オーソドックス
    出身地
    タイ・バンコク
    兵庫県姫路市
    SNS

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試合レビュー

 第3代王者としての初防衛戦を迎えたゲーオ。挑戦者はスーパー・ライト級に階級を上げて山崎秀晃と佐々木大蔵を下している瑠輝也だ。

 1R、瑠輝也は左ミドルで奇襲するもゲーオはかわして当てさせない。ゲーオは右インロー・右ミドルでサウスポーの瑠輝也をけん制するが、瑠輝也はオーバーハンドの左フックを強振。ゲーオも左ストレートを振り返す。瑠輝也の動きを的確に読み、ゲーオは左ストレートをヒット。しかし瑠輝也は大丈夫だとアピールする。続けてゲーオが左ストレートを決めると、瑠輝也は接近戦からゲーオを投げ倒す。

 2Rも瑠輝也はサウスポーに構える。ゲーオは左ストレート、右フックを強振しながら瑠輝也を下がらせるが、瑠輝也はその場に居着かずコーナーから脱する。瑠輝也はロー、後ろ回し蹴りと放つが、ゲーオは見切りがよくダメージを負わない。ゲーオはショートストレートのヒットから組みつかんとするが、瑠輝也はここでもゲーオを押し戻す。不十分であったが瑠輝也がハイキックを当てると、ゲーオは左ストレートを当て返す。

 3R、瑠輝也はオーソドックスからジャブを突いてゲーオに向かうが、瑠輝也がバランスを崩したところを逃さず、ゲーオが飛びヒザで襲い掛かる。瑠輝也がこれをかわし、リングから落ちそうになったことで、ゲーオは怒ったような表情を見せる。打ち合いの中でゲーオは的確に瑠輝也のパンチの内側を抜きストレートを決める。しかし続いて首相撲からのヒザを見舞ってしまい、これはレフェリーから注意を受ける。ゲーオはプレッシャーをかけて前に出てパンチ&ヒザ蹴り。両者攻防の距離が近くなって組みつきが多くなり、レフェリーから注意が出される。判定は30-29(ゲーオ)、29-29、30-30、既定の票数に達しないため延長戦で勝負を決することとなる。

 延長R、まずは両者蹴り合いを展開する。そこからゲーオは左ストレートを当て、組みついて瑠輝也の動きを封じる。だが瑠輝也はローを蹴り、胴回し回転蹴りを浅くではあったがヒットする。ゲーオは左ミドルを連続で当て、その後は組みついてヒザ蹴りに繋げる。しかし瑠輝也はフィジカルの強さを活かし、ゲーオの組みつきを振りほどく。組みつきの目立つゲーオにレフェリーから警告が出される。ゲーオはさらに組みつきから左ストレート、ヒザ蹴りと続行。だが、この行為に延長残り4秒のところでゲーオにイエローカードが提示され減点1となる。判定は10-8、10-8、10-8の3-0で瑠輝也。組みつきの減点1が無くても勝利しており、念願のベルトを腰にした。

瑠輝也のマイク
「チャンピオンになるのは自分の夢で嬉しいんですけど、あんまりよくない試合をしてしまって、ウィラサクレック会長もおかしいと言って帰っていったので、もっと仕上げてくるので再戦をしたいと思います。次回盛り上がる試合をするので、検討して頂きたいと思います。地元の姫路、大阪、東京で応援して頂いている人たちの前でチャンピオンになれてうれしく思います。ありがとうございました」

■試合後の安保瑠輝也のコメント
「みんなの応援の力で勝たせてもらった試合かなって思いました。(ゲーオの印象は)攻撃自体はとくにダメージはないんです。ただ自分はいつも攻撃をバンバン当てられるんですけど、凄い間合いのうまさとかがあって、なかなかいつもみたいに攻撃しにくかったというか。狙われている感じがしてやりにくかったという印象があります。作戦はとくに立ててなくて、どの展開でも勝てるようなトレーニングをしてきました。それがうまくハマらなかったって言ったらヘンですけど、うまくやらせてくれなかったっていう感じですかね。

(蹴りは間合いで封じられた?)はい。やっぱりブロックとかも凄くうまかったですね。いつもやる選手だったら当てさせてくれるんですけど、カットひとつ、腕のブロックひとつ、すべてうまくて。なかなか自分の攻撃が当たらなくて、リズムを作りづらかったかなって思いました。(それで途中でサウスポーにスイッチした?)そうですね。ゲーオ選手の試合をいくつか観て、サウスポーの選手とやってるときに左の蹴りっていうのが、あんまり出てなくて、やりにくいのかなっていう印象を受けてたので。それでサウスポーをやってみました。自分が右(オーソドックス)で構えると(ゲーオは)出てきてたので。そこはオードソックス一本でやるよりかはよかったかなって思います。

(ベルト奪取については満足?)そうですね、ベルトがこうして自分の肩にかかっていることに関しては。自分、これを目標に東京に出てきて。いまは大阪を拠点にやってますけど、それを有言実行できたことに関しては感慨深いですし、うれしいと思います」

(延長になって気合が入った?)そうですね。相手の顔色を伺ったときに、たぶん延長をやりたくない雰囲気はあったんで。ここで気持ちで負けたら、人生数回あるかないかのチャンスだったので、気持ちで最後勝てたのかなって思います。(今後の目標は?)こうしていまチャンピオンになれたことは凄くうれしく思いますし、応援していただいている方たちに、本当に有言実行できてよかったなと思います。

 ただ、チャンピオンとしてK-1を盛り上げるという意味では、まだまだ全然自分の仕事が足りないので、もっともっと。立場が人を強くすると言いますが、このベルトと共に自分の価値も高めていって、ファンのみなさん全体を盛り上げる選手になりたいと思いますので、これからもよろしくお願いします」

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試合情報

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大会名
2019年6月30日(日)K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント~
日程
2019年06月30日(日)
会場
両国国技館
選手
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