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試合結果

第16試合/K-1 WORLD GP 2019 K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント・決勝/3分3R・延長1R

    所属ジム
    K-1ジム五反田チームキングス
    POWER OF DREAM
    戦歴
    31戦 24勝(12KO) 7敗 0分
    25戦 23勝(16KO) 2敗 0分
    生年月日
    1999.1.8
    1996.7.12
    身長・体重
    168cm ・ 55.0kg
    170cm ・ 0.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    サウスポー
    出身地
    大阪府堺市
    東京都足立区
    SNS

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試合レビュー

 スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント決勝は玖村将史vs武居の顔合わせとなった。玖村は一回戦でペッパンガン、準決勝でババヤンを下しての決勝進出。対する武居は一回戦でリーバス、準決勝で玖村修平を2連続KOしての決勝に駒を進めた。

 1R、武居がサウスポーから左ローを当てていくと、玖村も右ローを返す。玖村の蹴りがローブローとなってしまい一時中断。だが武居は短時間で試合再開に応じる。その後の攻防で玖村は右フックを当てる。しかし武居はグッと直進して右ストレートを当てると玖村はよろける。武居も手応えがあったか、ダメージをアピールするように拳を突き出す。

 武居はさらに右アッパーから左ストレート。さらにワンツーで攻めると、玖村もそこへストレートをカウンターで合わせる。玖村はそこから右ミドルを入れ、やや流れを引き寄せたかに思えたが、武居は右アッパーから左ストレートをずばりと打ち込みダウンを奪取。さらにラウンド最後もラッシュからバックブローを決め初回を終える。

 2R、今度は武居の蹴りがローブローとなってしまうが、玖村はすぐに試合再開に応じる。再開後、一瞬の組んだ状態からすぐに手を放し攻撃した玖村だが、武居は逆にそこへ右フックを見舞い、玖村が倒れていくところへ顔面に左の蹴りを一閃。レフェリーは倒れ方を見てすぐに試合を止め、武居が武尊でも成し遂げることができなかった全試合KOでのトーナメントで優勝を決めた。

武居のマイク
「こんにちは、足立区から来たPOWER OF DREAMの武居です。今日対戦してくれたリーバス選手、玖村修平選手、玖村将史選手、トーナメントに出場した選手もありがとうございました。今日もたくさんの応援、たくさんの応援、ありがとうございます。とにかく優勝することしか考えてなくて、何喋るか全然考えてなかったんですけど、いま格闘技を引っ張っているスゴい2人がいるんですけど、自分も置いていかれないよう、追いつけるよう頑張っていくのでよろしくお願いします。僕もK-1を盛り上げるように頑張ります。K-1最高!」

■試合後の玖村 将史のコメント
「最後、あんまり覚えてないんですけど、いい経験になったかなと思います。それと倒されはしたんですけど、通用するなっていう部分もあったんで、次は絶対リベンジしようかなって思います。(武居の印象は?)勝利への貪欲さを感じました。離れ際とかにけっこうガッツリ来るんで、勝つことに貪欲やなっていうのは、試合して思いました。みんなパンチとか食らったら、軽く打ってるように見えたのにすぐ倒れるのは何でやろうなと思ってたんですが、それはやって分かりました。見えないから効くんやろうなと思いました。(見えないというのはスピード?)角度だと思います。スピードで言ったらそんなに負けてないと思うんで、当てるタイミングとかが上手なのかなと思いました。

(兄の修平が準決勝で負けて、精神的な影響は?)悔しかったんで、修平の分も倒そうと思ってたんですけど、(修平が)1Rで倒されちゃったんで、どんだけ強いんかなと。向こうは2試合連続1RKOで勢いに乗ってたんで。自分は準決勝で判定で、思ったより苦戦しちゃって、勢いは乗ってたと思うんですけど、それ以上に向こうの勢いの方があったと思います。今日は準優勝に終わっちゃったんですけど、絶対リベンジして、絶対チャンピオンになるんで、応援よろしくお願いします」

■試合後の武居 由樹のコメント
「決勝はちょっと緊張しちゃって動きが固かったんですけど、KOで勝ててよかったです。でもやっぱり玖村選手はKRUSHのチャンピオンだったので強かったです。(全試合KOだったがプレッシャーは?)一回戦が一番体が固くて、すごく緊張してプレッシャーを感じてましたね。本当に今日のトーナメントに向けて毎日プレッシャーがすごくて、夜も眠れないぐらい、けっこう追い込まれてました。メインを締められたのは2年ぶりなので、本当によかったです。ずっとメインを張りたいと言っていて、メインを張るのを目標にしていたので、メインを張れてよかったです。(一回戦のリーバス戦について)正直、思っていたより速かったですね。パンチのスピードが速くて、何発か被弾しましたね。でもけっこうイメージ通りには動けたかなと思います。半年以上リーバス選手の対策をしていて、ボディを攻めるというのはずっと練習していたので、それがハマったかなと思います。

(決勝のフィニッシュになった倒れ際の蹴りについて)意識して練習はしてないんですけど、試合では一瞬の隙というところでは詰めないといけないと思っていて、そういう怖い部分で攻めていこうかなと思ってました。(セコンドからハイキックの指示も出ていたが?)そんなに聞こえてませんでしたが、正直蹴りは狙っていて、蹴っていこうという意識はありました。(決勝の1Rが終わった時に会長からは?)焦りすぎだって言われました。正直、全試合1RKOを目標にしてたので、1Rに倒そう倒そうとしすぎて動きが固くて、怒られました。それでちょっと落ち着きました。(玖村兄弟が「倒せない相手ではない」というニュアンスのことを言っていたが?)ああ……ハイ(笑)。二人とも、自分を含めて若いので、まだまだ成長できると思うので、いつでも待ってますという感じです。

(武尊も3月はに眠れなかったという話をしていましたが、K-1を引っ張る者としてプレッシャーを感じていた?)そうですね、今回はチャンピオンとして出場するので、勝ち方だったり、絶対に優勝しないといけないと思っていたので、精神的にも追い込まれました。練習がきつくて寝れないというのもあったと思うんですけど、でも精神的にも追い込まれてましたね。(プレッシャーは過去最高?)過去最高でしたね。過去最高のプレッシャーでしたし、過去最高にモチベーションが上がっていて、絶対優勝してやるという気持ちでした。こんなに眠れなかったことも初めてでしたが、今までで一番追い込んだ感じですね。

(リング上で発言していた「2人」について?)やっぱりその2人はすごい選手なので、そこに並べないと意味ないと思うので、階級も近いし、そこを目標にしてます。格闘家としてはいつかはやりたいのかなと、何となくは思いますけど、まだまだ自分の実力と知名度では全然及ばないなと思ってます。

(戦いたい選手はいますか?)やりたい選手は、ぶっちゃけあんまりいないですね。とりあえず、今日のトーナメントで精一杯だったので、先のことは考えてなかったので、今はいないです。そのうちに。(ファンのみなさんへのメッセージは?)今日はたくさんの応援・ご来場ありがとうございました。まだまだ未熟な自分ですけど、頑張るのでこれからも応援よろしくお願いします。次また試合が組まれたら、KOでカッコいい試合が見せられるよう頑張るので、またお願いします」

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動画

試合情報

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大会名
2019年6月30日(日)K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント~
日程
2019年06月30日(日)
会場
両国国技館
選手
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