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K-1スーパー・ライト級王座決定トーナメント開催!8名参加で稲垣柊、鈴木勇人の出場確定=9.29代々木

 7月24日(水)都内にて、9月29日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『K-1 WORLD MAX 2024』の追加対戦カード発表会見が行われた。

 同大会では、8名参加の[第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント/3分3R・延長1R]が実施されることが決定。2名枠の日本代表として、第7代Krushスーパー・ライト級王者の鈴木勇人(日本/K-1ジム五反田チームキングス)と第9代Krushスーパー・ライト級王者の稲垣柊(日本/K-1ジム大宮チームレオン) の参加が合わせて発表された。なお、同王座は大和哲也が返上して現在空位になっている。

 稲垣は、4月のKrushスーパーライト級トーナメントで寺島輝、塚本拓真をKOで下して同王座を獲得。11月に小嶋瑠久を破り同王座防衛に成功。24年4月は「K-1×Krushスーパー・ライト級4対4マッチ」で元K-1ライト級王者の林健太を破り、11連勝となった。

 鈴木は昨年7月のK-1でデンサヤーム・ウィラサクレックを左ストレートで一撃KO。9月にK-1でモハメド・イスラムから判定勝利。12月は豊樹からKO勝ちを収め、24年3月に卜部功也と激闘を繰り広げて判定勝利を飾った。

 Krushの宮田充プロデューサーによると、残り外国人選手の6名は追って発表されるという。

 出場が決まった鈴木は「やっとこの時が来たかなと思います。トーナメントは今まで経験がなく、1日3試合というのはちょっと未知なところではあるんですけど、このトーナメントは自分のためにやるトーナメントだと思っているので、いつも通り普通にやって、普通に優勝しようかなと思います」と自信満々。

 一方、現在11連勝中の稲垣は「デビューして5年。僕は強さだけを求めて今まで戦ってきました。階級を上げて今は11連勝中で、やっと世界のベルトを使うチャンスが来ました。Krush王者として、K-1グランプリWORLD GPも制覇して、65kgは僕の階級にします」と力強く意気込みを語った。

 1日3試合の過酷なワンデートーナメントで鈴木と稲垣は勝ち上がり、優勝することはできるか。
 各選手のコメントは以下の通り。

鈴木隼人
「やっとこの時が来たかなと思います。トーナメントは今まで経験がなく、1日3試合というのはちょっと未知なところではあるんですけど、このトーナメントは自分のためにやるトーナメントだと思っているので、いつも通り普通にやって、普通に優勝しようかなと思います。

(日本代表に選ばれた時の心境)自分が選ばれて当然かなと思いました。

(勝ち上がれば対戦する可能性のある稲垣の印象)
すごい丁寧に戦うファイターだと思います。多分当たるとしたら決勝戦で当たると思いますけど、日本人が二人ともトーナメントで勝ち上がって決勝戦で戦うというのが面白いかなと思います。

(出場してほしい外国人選手はいるか)外国人選手は全く分からないですが、ベルトをいっぱい持っている選手や実績を積んでいる選手の方が分かりやすい強さだと思うので、そういう選手を倒したら強さが簡単に証明できると思っています。

(他の階級のトーナメントを見て刺激を受けた部分は?)
同じジムのチームメイトの玖村将史が前回しっかり勝ち上がって、次同じ9月大会で将史も自分も優勝したら一気にベルトが2本になるので、そうすればK-1ジム五反田の強さが分かりやすく証明できると思っています。自分たちがどの次元で格闘技をやっているのかをしっかり見せたいと思います。

(前回の卜部功也戦ではかなりの激闘になり、そこから得られたものは?)
本当のトップ選手として初めて試合したので、今まで味わったことのない攻撃力やポイントを突く細かいテクニックがすごい勉強になりました。卜部選手は強い選手だと思っていて、本当の強い選手の次元を肌で感じることができたので、それはすごくいい経験になったと思います。

(今回のトーナメントでも活かせるか)今回も相当活きると思います。でも、あの戦いをしたら3試合は厳しいと思うので、今はしっかりと倒して勝てるような練習を積んでいて、そういうところを見せれたらなと思います。

(対外国人選手で必要な部分はあるか)ここ2、3年でめちゃくちゃ外国人と試合しています(苦笑)。昔聞いた話では、外国人選手は気持ちがそんな強くないと聞いたんですけど、戦ってきた選手は全員めちゃくちゃ気持ちが強かったです。あと、体がすごい丈夫だなというのは感じましたね。すごいタフですし、根性もありますし、海外の選手はすごい強いです。でも、そこで日本人が戦って日本人が勝っていくのがK-1の醍醐味だと思うので、その仕事を自分がしたいと思います。気持ちは絶対負けないです。

(ワンデートーナメントで得意な蹴り技を使うか)怪我をするイメージはしています。どこか体が使えなくなったとか、そういう場面を想定した練習をしてるんで、足が使えなくなっても他に使えるところがあるので、その時の状況を見てやっていければ。それは全選手みんな同じだと思うので、自分が勝ち上がります。

(トーナメントで勝ち上がるために気持ち以外で一番大事なポイント)
ケガなく上手く戦うのが一番大事なのかなと。ケガしないようにしっかりと自分の戦いを通せればケガをしないと思っているので、できれば全試合はケガせず、全試合KOでスカ勝ちできればいいなと思います。あと、集中力じゃないですか。何時間もずっと集中していないとできないと思うので、そこがしっかり上手くできれば、いつも通りのテンションで戦えて全然いつも通りの試合と変わらないと思います。

(理想のチャンピオンはいるか)山崎秀晃選手。思いっきりのいいファイトスタイルで、本当にチャンピオンという肩書きにとらわれず、一人の男としてリングに立って戦っているように自分は見えたので、そういうファイターになりたいと思います」

稲垣柊
「デビューして5年。僕は強さだけを求めて今まで戦ってきました。階級を上げて今は11連勝中で、やっと世界のベルトを使うチャンスが来ました。Krush王者として、K-1グランプリWORLD GPも制覇して、65kgは僕の階級にします。

(日本代表に選ばれた時の心境)正直に嬉しい気持ちがあります。あと、世界トーナメントは毎回日本人4人は多いと僕は正直思っていて、僕の理想とするトーナメントになったと思っているので、日本人として必ず頂点に立ちたいと思います。

(勝ち上がれば対戦する可能性のある鈴木の印象)僕がまだデビューの頃から鈴木選手はKrushチャンピオンだった時くらいで、ずっと見てきた選手で、いつかは戦いたいと思っていました。根性のファイターだなと思います。

(出場してほしい外国人選手はいるか)このトーナメント出場が決まって、まだ外国人選手を1人しか見ていないのですが、同じ歳くらいの選手で強いと思う選手がいました。強いなと思ったと同時にワクワクも出てきて、あと2カ月でしっかり準備して当日を迎えたいと思いました。

(他の階級のトーナメントを見て刺激を受けた部分は?)7月7日は会場で観に行って、3試合を見て過酷だなと改めて思いました。だからこそやる気も入りましたし、今後のK-1を引っ張っていくのは僕だと思わせたいので、しっかり倒して僕は勝ちたいと思います。

(現在11連勝中の強さの秘密は?)誰よりも僕は考えて頂点を目指して練習していると思います。そこだけだと思います。

(外国人選手との対戦はヴィトー・トファネリ戦のみ。その経験は活きるか)経験は少ないですけど、イメージ力ではだいぶ勝っていると思います。トファネリ戦でもしっかりイメージして練習してしっかりと突破できて、今回も相手はめちゃくちゃ強いので、自分で想像しながら練習して当日を迎えたいと思います。

(対外国人で自分のどういう部分が活きるか)結構、外国人選手の映像を見ていると、攻撃は強いですし、でも荒さもあります。ディフェンス力は日本人選手の方が優れているんじゃないかなと思うので、そういう外国人の穴をしっかり突いていければ、倒せる試合にはなるんじゃないかなと思います。

(トーナメントで勝ち上がるために気持ち以外で一番大事なポイント)
気持ちと根性は絶対に必要だと思いますが、僕はこのベルトを獲得する上で技術や根性は最低限として、こういう時にチャンピオンになれる選手はその日の運を持っている人が取ると思います。

(理想のチャンピオンはいるか)僕はデビューしてからずっと強さだけを求めてきましたが、やっぱり強さの象徴=K-1では野杁選手だと思います。今野杁選手はONEに行かれましたが、このタイミングで僕がこのベルトを負けるというのは、本当に意味あることだと思いますし、今後K-1を引っ張っていく存在、強さ=稲垣柊にできるように、今回の試合はしっかり見せます。野杁選手は強いというよりも、お客さんからしても怖いとか、そういう印象があり、ゾッとするような戦いたくないと思われる選手を目指して頑張ります」
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