「Krush.151」7.22(土)後楽園<インタビュー>西元也史「一発で意識を断ち切るか、連打を叩き込むか。今回の試合は差をつけて勝つことが必要だと思っています」
――4月に中国で開催された「WLF武林風中日対抗戦」7vs7マッチではパン・ジン選手から勝利を収めました。初めての海外遠征はいかがでしたか?
「今まで体験したことがない出来事がたくさん起きて、色んなことが初体験でしたね」
――ちなみにどんな出来事が起きたのですか?
「移動時間も長かったり、計量がなかなか始まらなかったり、食べものが日本とは違うのでレトルトのお米や缶詰を持参して計量後はそれを食べてたり……そういうこともひっくるめていい経験ができました」
――試合についても聞かせてください。試合はダウンを奪っての判定勝利でしたが、普段通りに戦うことができましたか?
「すごくキレイで豪華な会場だったんですけど、僕がダウンを取ったときに会場が静まり返るぐらいアウェーでした(苦笑)」
――ブーイングではなく無音になった、と。
「はい。でも歓声がない分、ダウンをとったあとも冷静に戦えたと思うし、判定もフェアだったのでよかったです」
――西元選手は昨年12月に中島千博選手に敗れてKrushスーパー・フェザー級のベルトを巻くことができず、4月の中国遠征が再起戦でした。再起戦が初の海外遠征というのはかなりハードルが高かったと思うのですが、不安はなかったですか?
「再起戦は何も考えずに振り切ってやろうと思って中国遠征を決めて、初めて尽くしの中、アウェーで勝つことができたことは大きかったです」
――さて今大会で対戦する髙橋直輝選手にはどんな印象を持っていますか?
「階級を上げて勢いがある印象ですね」
――髙橋選手は動きやリズムも独特で変則的な部分を持っているファイターですが、そこにどう対応しようと思っていますか?
「あの独特なリズムには注意しますが、差をつけて勝つことが必要だと思っています。結果はもちろん勝ち方が問われる試合です」
――昨年はK-1出場やKrushでのタイトルマッチもあり、飛躍につながる1年だったと思います。またトップ戦線に食い込んでいくためにどんな試合が必要だと感じていますか?
「KOマシーンと呼んでもらっているんですけど、最近はKOが少なくなってきて。やっぱり自分は倒しきる試合をしたいですね。一発で意識を断ち切るのもそうですし、自分の持ち味を出して連打を叩き込むのもそうですし。進化した姿を見せられるようなKO勝ちをしたいです」