「K-1 WORLD GP」7.17(月・祝)両国<インタビュー>寧仁太・アリ「ジョムトーン選手は格闘家というよりも“戦士”。技術やキャリアは間違いなく相手の方が上ですが、喰ってやろうという気持ちの部分は絶対に負けない」
――前回の試合は3月「K'FESTA.6」、K-1×RISE対抗戦でRISE・實方拓海選手から勝利を収めました。あの試合を振り返ってもらえますか?
「『THE MATCH 2022』以降初の対抗戦で、しかも自分が先鋒戦だったので、勝ててホッとしています。その半面、本当はKOで勝って強さを見せたかったので、そこは反省しています」
――対抗戦というシチュエーションでの試合はいつもと違いましたか?
「今までにない感覚で、プレッシャーもありましたし、いつもより応援も多かったです。本当に負けられない試合だったなと思います」
――そういう試合を乗り越えて、メンタル的に強くなれたという感覚はありますか?
「前回に限らず、僕はいつも毎試合キャリアが上の相手と戦っているので、それを乗り越えて成長することができました」
――今大会ではムエタイ・ボクシングで輝かしい実績を残す“ムエタイの生ける伝説”ジョムトーンと対戦することになりました。
「ジョムトーン選手が和島(大海)選手に負けたあと、スーパー・ウェルター級から階級を落とすという話を聞いて、自分も(梶原)龍児さんに『海外の選手とやりたい』と話していたタイミングだったので(オファーが)あるかもなと思っていたんですよ。だから実際にオファーがあった時は『来たな!』って感じでしたね」
――以前にジョムトーン選手の試合を見たことはありますか?
「正直見たことはなかったですね。内山(高志)さんとやった試合は見たことがあるんですけど、内山さんの試合として見ていた感じです」
――対戦相手としてジョムトーン選手にはどんな印象を持っていますか?
「めちゃくちゃ強いですよね。キャリアもあるし格闘家や選手というよりも“戦士”というイメージです」
――実績・キャリアで勝る相手にどんな試合をして勝ちたいですか?
「やることはやったので、あとはそれが自然に出ればいいなと。技術やキャリア間違いなくジョムトーン選手の方が上だと思いますが、相手を喰ってやろうという気持ちの部分は絶対に負けないし、そこで相手を上回って勝ちたいです」
――この試合で自分のどんな姿を見せたいですか?
「記録にも記憶にも残る試合をしたいですね。最初に話した通り、僕は試合するたびに成長したいと思っているし、ジョムトーンという伝説的な選手に勝って自分の成長した姿を見せたいです。それが見てくれている人たちの勇気につながると思うし、勝ち負けにこだわったうえで、勝ち負け以上のものを見せたいと思います」