「Krush.147」3.25(土)後楽園<インタビュー>松岡力「僕が一方的にKOで勝つんで面白い試合にはならない。さくっと勝ってKrushのベルトに近づきます」
――昨年2月の寧仁太・アリ戦以来、約1年ぶりの復帰戦が近づいてきました。
「あの試合で怪我(顎を骨折)して、試合後に入院・手術しました。怪我そのものは2~3カ月くらいで回復して、それから少しずつ練習を再開しました。普段と変わらず生活してましたよ」
――寧仁太戦は延長判定負けという結果でしたが、あの試合を振り返ってもらえますか?
「振り返っても…そんなに負けてないですね」
――勝つために足りなかったものはなんでしょうか?
「逆に足りなかったところあります? 延長に入った時に怪我をしていて力が入らなかったんで、それでポイントをとられましたけど。延長までもつれるような試合じゃなかったんで、本戦で倒すか、明確に差をつけなきゃいけなかったですね」
――復帰に向けてどんなことを意識して練習していますか?
「変わらず自分が強くなるためのトレーニングをしていますね。ポイントをどう取るかじゃなくて。秋元(僚平)トレーナーと練習でやっていることが半分もできてないんで、それを100%に近づけるように日々努力しています」
――秋元トレーナーは「K-1 AWARDS 2022」でベストトレーナー賞を受賞しましたが、それだけ信頼できる存在ですか?
「そうですね。僕は秋元トレーナーが賞を取って当然だと思います。僕らから見ても今までのトレーナーとは質が違うし、僕らにとってベストトレーナーは秋元トレーナーです」
――対戦相手の海斗選手にはどんな印象を持っていますか?
「関西出身で勢いがある選手という印象です」
――海斗選手はアグレッシブなスタイルですし、最近の松岡選手も打ち合う試合をするので、面白い展開になると予想している人も多いです。
「そうですか? 僕的には面白くならないと思いますよ。僕が一方的にKOで勝つんで」
――一度Krushのベルトを巻いていますが、これからの目標はなんですか?
「やっぱりK-1のベルトは欲しいです。ただ僕は寧仁太選手に負けたとは思ってないし、僕の手もとにKrushのベルトがあった方がK-1のベルトに近づけると思うので、そういう意味でKrushのベルトを取り返しに行きます」
――寧仁太選手は防衛戦でKO勝利、先日の「K'FESTA.6」ではRISEとの対抗戦でも勝利しました。彼の活躍をどう見ていますか?
「僕は負けてないと思ってるんで。僕に勝って防衛できたら“ホンモノ”じゃないですかね」
――また松岡選手は現K-1ウェルター級王者の野杁正明選手とは2018年12月に対戦してKO負けを喫しています。リベンジしたいという思いは強いですか?
「あの時は今とトレーナーも違うし、今の方がレベルが上がっているのも分かります。僕ももう若くないんで身体を壊さないようにレベルを上げていけば、野杁くんのところまでいけるんじゃないかなと思います。それでリベンジしますよ」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「今回さくっと勝ってKrushのベルトに近づきます」