6月25日(日)東京・GENスポーツパレスにて「PERSONAL MITT PRESENTS K-1アマチュア～THE MASTERS vol.0～」が開催された。
今大会はK-1アマチュアの新機軸としてスタートした“40歳以上限定のアマチュア大会”。今大会は全試合ワンマッチ形式で実施され、出場選手の入場式に始まり、選手希望の入場曲での個別入場、試合後の勝利者インタビューなど、プロ大会顔負けの演出が行われた。
そして表彰式にはタレントの渡辺美奈代さんがスペシャルプレゼンターとして登壇し「私と同じくらいの年代の方々が出場されていて、一生懸命戦う姿に元気をいただきました。おつかれさまでした！」と出場選手に労いの言葉を述べた。
その渡辺さんが選ぶ特別賞は櫻井幸太さん（49歳/K-1ジム相模大野）。櫻井さんは家族が応援・セコンドにかけつけ、渡辺さんは「櫻井さんはセコンドにお子さんがいて、お父さんを見守る姿を見ていて、感動をいただきました」と選出理由を説明。息子2人とともに表彰式に参加し、渡辺さんからトロフィーを贈呈された櫻井さんは「（特別賞に選ばれて）本当にびっくりでうれしいです。今日試合に出させてくれた家族にもお礼を言いたいです」と家族に感謝の言葉を残した。
ベストバウトには川端康史さん（47歳/K-1ジム川口）と加藤健太郎（41歳/チャレンジャーGYM）さんの一戦が選ばれた。川端さんと加藤さんは互いにダウンを奪い合い、延長戦までもつれる熱戦を繰り広げた。表彰式で2人はハイタッチを交わして健闘を称え合い「（文句なしのベストバウトだが）本当ですか？正直延長まで行くと思いませんでした。ラッキー！」（川端さん）「素直にうれしいです。いい試合ができてよかったです」（加藤さん）と語った。
そして記念すべき大会MVPには早川勝正さん（54歳/K-1ジムウルフ）が選ばれた。早川さんには1日2試合を戦い、2試合目では見事なKO勝利。表彰式では男子ゴルフのマスターズ・トーナメントにちなんだグリーンジャケットが贈呈され、早川さんは「1試合目で体力が限界に来てたんですけど、逆に力が抜けてよかったかなと思います。自信をなくしていたところがあったのですが、これから連勝街道にいきたいと思います」とMVP受賞の心境を語った。
最後に中村拓己K-1プロデューサーが「K-1アマチュアを開催するなかで、たくさんの40歳以上の選手が出てくれていて、そういった選手にスポットライトが当たる場所を作りたいと思い、今年から40歳以上限定の大会をスタートすることになりました。このコンセプトに賛同いただき、PERSONAL MITTさまに冠協賛いただいたことをうれしく思っています。K-1はプロイベントが一番注目されていますが、僕は年齢性別問わず、誰でも取り組んでもらえるものがK-1というスポーツだと思います。見てやって楽しんでもらえればと思います」と総括。「1・2・3、マスターズ！」の大合唱で大会を締めくくった。
☆MVP
早川勝正（54歳/K-1ジムウルフ）
☆ベストバウト
川端康史（47歳/K-1ジム川口）vs加藤健太郎（41歳/チャレンジャーGYM）
☆特別賞
櫻井幸太（49歳/K-1ジム相模大野）
